前回、「降着装置はできるだけ、自然落下を妨げない向きに振り上げて収納する」と書いた。この基本原則に間違いはないのだが、取り付け位置と脚収納室を確保できる場所の位置関係をはじめとするさまざまな理由から、原則から外れる場面も出てくる。そして、畳む向きも構造もさまざまなバリエーションができる。これがメカ好きを楽しませてくれるところでもある。○ひねって畳む民航機の降着装置は大抵の場合、どの向きであれ、脚柱