中国・秦皇島で開かれている女子ボクシング世界選手権で14日、「しずちゃん」こと山崎静代選手が逆転勝ちを収めてベスト16に進出した。中国メディア・北京日報は「日本の女性お笑い芸人がボクシング選手に」との見出しで試合の様子を伝えた。

 記事は冒頭、山崎選手を「日本で人気のある漫才師」と紹介。「背の低い男性の相方」とともに2003年に登場、5年後に日本の漫才界を代表するスターとなったほか、多数のテレビ番組や映像作品に出演しており「非常に人気がある」とした。

 さらに、山崎選手は“これに満足せず”、出演したドラマで女性ボクサーを演じたこともあってボクシングの趣味が高じ、自費で練習を重ねて日本ボクシング協会のアマチュアライセンスを取得したと説明。

 日本には同じクラスの選手が不足していたことでなかなか試合ができなかったが、五輪出場を目指して練習を続けて4年、ついに五輪出場資格をかけた大会に臨むこととなり「出発時、ファンたちが横断幕を掲げて見送った」と伝えた。(つづく)(編集担当:柳川俊之)