ついに、というべきでしょうかね。トヨタも軽自動車を販売することになりました。といっても、ダイハツから供給を受けるOEMモデルなんですけどね。



でも実は、これまでもトヨタディーラーでダイハツの軽自動車が買うことができたのをご存知でした?
営業マンが頼まれれば、ダイハツの販売店からクルマを仕入れて売っていたんです。


だから、「トヨタが軽自動車の販売をはじめた」というよりは「やっとトヨタのエンブレムがついた軽自動車を売れるようになった」というのが正しい表現でしょうかね。


しかし、軽自動車を売るのって諸刃の刃だと思いませんか?


お客さんが来て、「小さくて安いクルマが欲しい」と言ったら、ヴィッツよりパッソよりピクシススペースが売れちゃうかもしれないんですから。軽自動車ばっかり売れたら、販売店の利益は下がります。それに、セールスマンは売りやすい軽自動車ばっかり販売して、そうしたら、ますます利益が下がりますよね。う〜ん、困った。


そんな心配!?を裏付けるのが、こんなウワサ。


「トヨタでの軽自動車販売は年間6万台を上限に設定」


6万台は目標じゃないんですよ、上限です。あんまり売れると困るから、上限が設定されているんですね。


また


「軽自動車を販売しても、営業マンの販売台数にはカウントされない」


というウワサもささやかれています。


 


発売したけど売りたくない。なんだか販売の現場も複雑なんですね。


 


(工藤貴宏)


 



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