シリアルキラーに復讐するバディの「二人で町中華を食べるシーンがとてもいい」『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』【関水 渚 インタビュー】
※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2026年8月号からの転載です。

「かなり過酷な人生だなあと思ってしまいます」
関水渚さんは、現在放送中のドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』で自身が演じている黒井ヒナタについて、そう想像を巡らす。ヒナタは、殺人犯に触れると、その人物が殺した人数が数字として見える、奇妙な“第六感”を持っている。
「ヒナタは、その力がなければ、多分、大切な人を殺した犯人を見つけ出そうとは思わなかった。そのほうが、彼女にとって幸せな人生だったのかもしれないと考えてしまうんです」
ヒナタを演じる準備は、かなり時間がかかったと関水さん。
「もう丸ごとヒナタになろうと思いました。監督さんからヒナタの人物像について教えていただきながら、自分の経験を振り返ったり、ヒナタの気持ちを考えて、少しずつメモをとったり。それでもなかなか自分の中にヒナタを落とし込めなかったんですけれど、何日も考えて考えて、ある日ふと、『あ、こういう感覚かも』と、瞬間的に感じたんです。ヒナタの核にあるのは、明るさです。辛いときこそ笑う。そういう彼女の姿を大切に演じたいです」
ヒナタは、シリアルキラーに復讐するという共通の目的を持つ刑事・磯貝史郎(横山裕さん)とバディを組むことになる。
「ストーリーが進むにつれ、二人の関係は同志のように深まっていきます。磯貝もヒナタも、抱えきれない悲しい過去があって、周囲の人を信じられなかった。それが唯一、お互いだけは信じていいかもしれないと感じられたんじゃないでしょうか。サスペンスではありますが、二人の関係は、とてもハートフルです。二人で町中華を食べるシーンなんかも、とてもいいんですよ」
法律や刑事の正義よりも、大切な人への思いから復讐を優先する磯貝とヒナタ。そこには、善悪の曖昧な境界というテーマも読み取れる。
「ヒナタは失うものが何もなくて、復讐だけが人生の目的になっています。だから、法律も超えてしまうかもしれないほどの強い気持ちで大胆な行動をしている。でも彼女の中には迷いもあると思います。磯貝とヒナタが最後はどこへ向かうのか、私も楽しみです。スタッフさんも役者陣もやる気にあふれた現場で、スリリングな熱いドラマになっています」
取材・文:松井美緒 写真:TOWA
スタイリング:山川恵未 ヘアメイク:井手真紗子
せきみず・なぎさ●1998年、神奈川県生まれ。2019年、映画『町田くんの世界』のヒロイン役で俳優デビュー。同作で第62回ブルーリボン賞新人賞を受賞。他の出演作に、映画「コンフィデンスマンJP」シリーズ、ドラマ『家政婦クロミは腐った家族を許さない』、日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』など。

水ドラ★イレブン『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』
原作:伊口 紺
漫画:中村優児『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』(講談社『good!アフタヌーン』連載)
脚本:兒玉宣勝、枝常コウタ
演出:坂本栄隆、井上博貴、飯塚俊光
出演:横山 裕、関水 渚、奥野 壮、米倉れいあ、戸田昌宏、山崎紘菜
放送中 カンテレ・フジテレビ系全国ネット 毎週水曜夜11時〜
『good!アフタヌーン』で連載中の話題作がドラマ化。生活安全課の巡査部長・磯貝史郎は、人と馴れ合うのを好まない一匹オオカミ。かつては刑事課のエースだったが、婚約者の川田梓が失踪。猟奇殺人犯に殺害されたと確信し、「犯人を見つけたら殺す」と、刑事としての正義よりも復讐を優先している。彼が出会ったのは、殺人犯に触れると “殺した人数”が見える特殊な“第六感”を持つ黒井ヒナタ。彼女は、大切な人を殺した連続殺人鬼を見つけ出すため、あえて自分がターゲットとなり、シリアルキラーに近づいている。復讐という同じ目的を持つ磯貝とヒナタは、危ういバディを組むことに。ドラマ版ならではのオリジナルの結末も用意。次々と現れるシリアルキラーとの攻防の果てに、二人がたどり着く終着点とは。

「かなり過酷な人生だなあと思ってしまいます」
関水渚さんは、現在放送中のドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』で自身が演じている黒井ヒナタについて、そう想像を巡らす。ヒナタは、殺人犯に触れると、その人物が殺した人数が数字として見える、奇妙な“第六感”を持っている。
「ヒナタは、その力がなければ、多分、大切な人を殺した犯人を見つけ出そうとは思わなかった。そのほうが、彼女にとって幸せな人生だったのかもしれないと考えてしまうんです」
「もう丸ごとヒナタになろうと思いました。監督さんからヒナタの人物像について教えていただきながら、自分の経験を振り返ったり、ヒナタの気持ちを考えて、少しずつメモをとったり。それでもなかなか自分の中にヒナタを落とし込めなかったんですけれど、何日も考えて考えて、ある日ふと、『あ、こういう感覚かも』と、瞬間的に感じたんです。ヒナタの核にあるのは、明るさです。辛いときこそ笑う。そういう彼女の姿を大切に演じたいです」
ヒナタは、シリアルキラーに復讐するという共通の目的を持つ刑事・磯貝史郎(横山裕さん)とバディを組むことになる。
「ストーリーが進むにつれ、二人の関係は同志のように深まっていきます。磯貝もヒナタも、抱えきれない悲しい過去があって、周囲の人を信じられなかった。それが唯一、お互いだけは信じていいかもしれないと感じられたんじゃないでしょうか。サスペンスではありますが、二人の関係は、とてもハートフルです。二人で町中華を食べるシーンなんかも、とてもいいんですよ」
法律や刑事の正義よりも、大切な人への思いから復讐を優先する磯貝とヒナタ。そこには、善悪の曖昧な境界というテーマも読み取れる。
「ヒナタは失うものが何もなくて、復讐だけが人生の目的になっています。だから、法律も超えてしまうかもしれないほどの強い気持ちで大胆な行動をしている。でも彼女の中には迷いもあると思います。磯貝とヒナタが最後はどこへ向かうのか、私も楽しみです。スタッフさんも役者陣もやる気にあふれた現場で、スリリングな熱いドラマになっています」
取材・文:松井美緒 写真:TOWA
スタイリング:山川恵未 ヘアメイク:井手真紗子
せきみず・なぎさ●1998年、神奈川県生まれ。2019年、映画『町田くんの世界』のヒロイン役で俳優デビュー。同作で第62回ブルーリボン賞新人賞を受賞。他の出演作に、映画「コンフィデンスマンJP」シリーズ、ドラマ『家政婦クロミは腐った家族を許さない』、日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』など。

水ドラ★イレブン『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』
原作:伊口 紺
漫画:中村優児『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』(講談社『good!アフタヌーン』連載)
脚本:兒玉宣勝、枝常コウタ
演出:坂本栄隆、井上博貴、飯塚俊光
出演:横山 裕、関水 渚、奥野 壮、米倉れいあ、戸田昌宏、山崎紘菜
放送中 カンテレ・フジテレビ系全国ネット 毎週水曜夜11時〜
『good!アフタヌーン』で連載中の話題作がドラマ化。生活安全課の巡査部長・磯貝史郎は、人と馴れ合うのを好まない一匹オオカミ。かつては刑事課のエースだったが、婚約者の川田梓が失踪。猟奇殺人犯に殺害されたと確信し、「犯人を見つけたら殺す」と、刑事としての正義よりも復讐を優先している。彼が出会ったのは、殺人犯に触れると “殺した人数”が見える特殊な“第六感”を持つ黒井ヒナタ。彼女は、大切な人を殺した連続殺人鬼を見つけ出すため、あえて自分がターゲットとなり、シリアルキラーに近づいている。復讐という同じ目的を持つ磯貝とヒナタは、危ういバディを組むことに。ドラマ版ならではのオリジナルの結末も用意。次々と現れるシリアルキラーとの攻防の果てに、二人がたどり着く終着点とは。
