9回、坂本勇の左前打に沸く(右から)中野、大山、坂本ら全セナイン(撮影・伊藤笙子)

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 「マイナビオールスターゲーム2026・第2戦、全セ8−7全パ」(29日、富山市民球場アルペンスタジアム)

 投げて、打って、リードして−。阪神・坂本誠志郎捕手は心地良い疲労感を感じながら、充実の2日間を振り返った。

 「楽しかったですね。でもホームラン競争は疲れました。僕が一番、オールスターで投げたんじゃないですかね」

 試合前から大健闘だ。ホームランダービーでは第1戦から佐藤輝、森下の打撃投手を務めた。この日も決勝で佐藤輝に対して投球し、2日間で計105球。残念ながら優勝は逃し「テルを勝たせてやりたかったですけど…風のせいにしておいてほしい」と苦笑いした。

 もちろん本職でも奮闘した。試合では先発・高橋とバッテリーを組み2回無失点。「『いろいろ投げる』とか言ってたんですけど、変化球のサインを出したら首を振ったので、じゃあ全部真っすぐ投げろと」と笑った。

 富山をイメージした緑が差し色の防具をつけ、能登半島地震の復興へ思いも込めた。「少しでも、どんな形でも力になれたらうれしい。そういう立場にいる人間の責任でもあると思う」。四回の第2打席では球宴初安打をマーク。猛虎の要が、夢舞台でも躍動した。