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国会で24日、「副首都法案」関連法案の成立をめぐって、与野党の攻防が続いています。日本テレビの井上幸昌政治部長が解説します。

■首相周辺「維新のおかげで首相になれた」強い配慮か


――事実上の閉会日とは思えない混乱となっていますね。

過去記憶にないぐらいの迷走ぶりとみています。要因はどこにあるのか、根本には高市首相の連立パートナー、維新に対する強い配慮があるとみています。

今、揉めている副首都法案は維新の目玉政策です。高市首相としては、どんなに野党が反対しようとも絶対に成立させたい。

参院は少数与党ですので、本来なら野党にも配慮した国会運営がどうしても必要になってしまうのですが、そんなことは関係ない、何とかして成立させたい、と。

この難解な方程式を解くため、国会では自民党議員が右往左往する。そんな状況になっています。

――なぜ、高市首相はそこまで維新に配慮するのでしょうか?

ある首相周辺はこう話していました。「首相は維新への恩義を大事にしている。維新のおかげで首相になれた」と。維新がいないと政権を維持できない、そんな思いが強くあるようです。

一方、維新も今や「高市派」と揶揄されるぐらい距離が近くなっています。

維新が改革のセンターピンと位置づける衆議院議員の定数を削減する法案、野党の反発が強く維新も最後は折れて次の国会へと先送りされましたが、これは困り果てた高市首相に維新が助け船を出した形です。

ある維新議員は「今、高市政権が終わったら維新は何もやりたいことができない。守らないといけない」と話していました。

■維新が「壮大な勘違い」自民党内から聞こえる恨み節

ただ、そうなると付き合わされる自民党内には徐々に不満が高まっています。

党内からは「高市首相が何でも言うことを聞くから、維新が壮大な勘違いをしている」。こんな恨み節も聞こえてきます。

■今後求められる進め方とは…

――メディア各社の世論調査内閣支持率が下がっています。高市首相のこうした政治の進め方に嫌気がさしていると言えるのでしょうか?

少なくとも維新が重視する定数削減や副首都法案。これらは、物価高に苦しむ国民の生活には影響のないものです。

そこに力を入れて高市さん、何しているの?大事なのは物価高対策なのでは?と。そんな思いが調査の数字にあられているとの見方が永田町でも聞かれます。

――この先もこうした政治の進め方が続くのでしょうか?

その可能性はあります。政策を前に進める体制がいまだ、整っていない、との指摘があります。

ある閣僚経験者は24日も「官邸内で首相に情報がタイムリーにあげられていない」「怖くて首相にあげられない雰囲気になっているんだろう」と話していました。

高市首相、自民党内では、アウトサイダー的立ち位置でしたが、今は日本国のトップリーダーです。

周りをうまく活用して国の舵取りに集中する。そんなリーダーシップの形に今こそ、切り替える必要があるのではないでしょうか。

(24日午後5時すぎ放送『news every.』より)