FIFA会長が次回W杯64カ国制を検討 アジア枠は12カ国になる可能性も、中国「もはや世界サッカーリーグだ」
国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長が、次回のワールドカップに向けて、出場国を64チームへ拡大することを検討しているようだ。
スイスメディア『blue News』の取材に対応したインファンティーノ会長は、今回のワールドカップを48チームに拡大したことが「100%成功」だと述べており、「それ(64チームのトーナメント)は、大会後に関係委員会で検討・議論される課題だ」「ワールドカップはヨーロッパや南米だけでなく、全世界のためのもの。すべての国に、ワールドカップ出場を夢見ることが許されるべきだ」と語った。
仮に64チーム制が実現すれば、その恩恵を受ける国の一つが中国だろう。『捜狐』は「FIFA会長が「ワールドカップを64チームに拡大」と発言。中国代表に再び希望が?」と見出しを打ち、次のように報じた。
「ワールドカップは世界的なイベントであり、この夏の大会への熱狂ぶりは世界中が注目していることを証明した。しかし、世界人口の約3分の1を占める中国とインドが不在であることは、紛れもなく残念なことだ。経済的な観点から見れば、FIFAは大会規模を拡大し続けることで、中国やインドといった人口の多いアジア諸国をワールドカップ本大会に呼び込みたいと考えている」
「もし2030年や2034年の大会で出場枠が64チームに拡大されれば、アジアの枠は11に増える可能性があり、場合によっては12枠、あるいは12.5枠に達するとの見方もある。現時点で、中国の世界ランキングは91位、アジア内ではおよそ13位に位置している。アジアに12.5枠が与えられ、大陸間プレイオフも勝ち抜いて合計13枠となった場合、中国はランキング上ちょうど滑り込める計算になる。ただし、忘れてはならないのはこれはあくまで最も理想的なケースにすぎないということだ」
『捜狐』は別の記事でもこの64カ国制のニュースを掲載。しかしそのコメント欄は冷静な反応を示しており「128チームに拡大しても、中国は確実に予選通過圏外にとどまるだろう」「中国やインドが入るまで拡大し続けるつもりだ」「そう、これ以上拡大したらワールドカップとは言えなくなる。もはや『世界サッカーリーグ』だ」といった意見が見られた。
なお、この案は昨年の秋頃に浮上。南米サッカー連盟(CONMEBOL)のアレハンドロ・ドミンゲス会長が提案し、インファンティーノ会長らと協議を行なったことが報じられていた。一方で反対の意見も多く、欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長や、アジアサッカー連盟(AFC)のシェイク・サルマン・ハリファ会長、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)のヴィクター・モンタリアーニ会長らが否定的な意見を述べていた。

