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 俳優の仲野太賀(33)が主演を務めるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(日曜後8・00)は12日、第27話「本能寺の変」が放送され、アイドルグループ「乃木坂46」の元メンバーで女優の樋口日奈(28)が事前告知なしのサプライズ登場を果たした。織田信長小栗旬)の甥・織田信澄(緒形敦)の母・ちよ役で、大河初出演。インターネット上には驚きの声が相次ぎ、反響を呼んだ。

 <※以下、ネタバレ有>

 NHK連続テレビ小説「おちょやん」などの八津弘幸氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ通算65作目。“天下一の補佐役”豊臣秀長を主人公に、豊臣兄弟の絆と奇跡の下克上を描く。兄・豊臣秀吉役は俳優の池松壮亮が演じる。

 第27話は、織田信長小栗旬)は戦国最強と謳われた甲斐武田氏を滅亡に追い込み、三男・織田信孝(結木滉星)に四国攻めを命じる。一方、備中で毛利攻めの任にあたる羽柴秀吉(池松壮亮)は戦の総仕上げのため、信長を連れてくるよう羽柴小一郎(仲野太賀)に要請。小一郎は遠路はるばる安土へ向かう。折しも、安土城で徳川家康(松下洸平)を接待していた信長だが、食事に毒が盛られたことが発覚。饗応役の明智光秀(要潤)が首謀者をかばっていると察して逆上し…という展開。

 天正10年(1582年)6月2日、早暁に起きた「戦国最大のミステリー」が描かれ、前半最大のクライマックスを迎えた。

 樋口が演じたのは、光秀を焚きつけた“黒幕”信澄の母・ちよ。信澄は父・織田信勝(中沢元紀)を信長に謀殺された恨みを秘め続けてきたが、母の願いが“呪詛の言葉”として宿っていた。

 信澄「以前、公方様の御内書を拝見したおり、花押を真似られるよう覚えました」

 光秀「左様なことが許されると。なぜそのような真似をなされた」

 信澄「父を殺された子が仇を討とうとするのは、何ら不思議なことではありますまい」

 光秀「しかしもう、20年以上昔のことであろう。あなた様とて、織田家のために尽くされてきたはず」

 信澄「すべては生き延びるため。その時が来るのを、じっと待ち続けておりました」

 (新撮回想)

 ちよ「(幼き信澄の手を握り)いつの日か必ずや信長を討ち、父上のご無念を晴らすのじゃ。(咳き込むと血)ただ殺すのではない。そなたが織田家を統べ、父上の果たせなかった下剋上を成し遂げるのです」

 信澄「はい」

 ちよ「よい子じゃ。時が来るまで、決してその心、見透かされるでないぞ」

 信澄「母は会う度にそう言い続け、この世を去りました。信長を討つことだけが、私の生き甲斐となっていた」

 樋口の登場シーンは約50秒ながら「本能寺の変」の“発端”の一つとなる重要な役。SNS上には「樋口日奈だよね?」「たまげた」「ひ、ひなちま(樋口の愛称)やないかい!」などの声が続出。話題を集めた。

 次回は19日、第28話「急げ!秀吉」。羽柴秀吉の「中国大返し」が描かれ、後半の幕が上がる。