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 FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会でベスト8に進出したイングランド代表のDFジャレル・クアンサー(レーバークーゼン)が9日(日本時間10日)、2試合の出場停止処分を受けた。決勝トーナメント2回戦のメキシコ戦で危険なプレーにより一発退場となったもので、ノルウェーとの準々決勝および勝ちちすんだ場合の準決勝に出場できなくなった。

 一方で、今大会では同じく一発退場となった米国代表FWバログン(モナコ)がトランプ米大統領のFIFA(国際サッカー連盟)への介入で処分保留となり、出場停止のはずの決勝トーナメント2回戦ベルギー戦に出場。世界中が批判する事態となっている。

 元国際審判員のキース・ハケット氏は9日、SNSに「FIFAはバログンの処分を保留したことで、試合に対する責務を怠った。大統領による外部からの干渉を許したのだ」と投稿。「統括するFIFAに非がある。両選手ともレッドカードに値する重大な反則を犯した」と指摘した。

 また、FIFA審判員を16年務めたヨナス・エリクソン氏はロイター通信に対し、クアンサーとバログンのファウルは激しさや危険度でほぼ同等だったとし、同じ処分を受けるべきだったと主張した。「誰もが審判に求めるのは正しい判定だ。だが、それ以上に重要なのは一貫性だ。A選手とB選手が同じ処分を受けるのは当然だが、クアンサーとバログンは同じではない」と訴え、処分保留の説明をしていないFIFAに「誤審だったのか、それとも競技規則を誤って適用したのか、伝えてもらわないと分からない。推測するしかないが、だとすればクアンサーへのレッドカードと出場停止はまさに謎だ」と話した。