「大作戦、たくさん集まってくれてありがとう! みんなが来る前、そのぬかるみを見ていたら、気合いが入りました!」──中島元良(Dr)

ライブ中盤、中島がこう口にするほど、水たまりの隙間に残された無数の足跡に初日の予熱を感じさせる<京都大作戦2026〜夏フェスキックオフ! 情熱のパスを繋ぎな祭〜>2日目。その始まりの音を鳴らしたのは、w.o.d.だ。

2023年、<京都大作戦>牛若ノ舞台に初出演を果たした彼らは、2度目の登場にして源氏ノ舞台へ。そのスピード感からも、破竹の勢いで3人が成長を重ねてきたことは明らかだろう。事実、2023年以降のw.o.d.は、3ピースサウンドに留まらないエレクトリカルな音色の導入によって、踊れるミュージックを拡張したメジャー1stアルバム『あい』をリリース、さらには2枚のEPをリリースしてきた。彼らのシグネチャーである骨太で野性的なサウンドやルーツたるグランジを軸に、より深く、より広大な音楽旅行を続けてきた。

サイトウタクヤ(Vo, G)がザクザクとしたギターリフを響かせた。すると、すぐさま中島によるドラムの連打が重なっていく。1曲目は「STARS」だ。ベースをぶっ叩く勢いでストロークするKen Mackay(B)から放たれるブリブリに歪んだ低音と、高音域も強調されたスネアドラムが絡み合いが鮮烈。のっけからフロアに火を点けると、「w.o.d.です。よろしく」とサイトウの短い挨拶に続いて、「イカロス」へ。地を這う重低音を轟かせるベースラインと、大地をつんざくようなバスドラムのビートが、オーディエンスの激しいクラップを誘引し、降り始めた雨音を吹き飛ばすような圧倒的パワーに会場全体が満たされた。

「調子はどう?楽しくやろうぜ」と演奏した最新曲「RISE」は、顔を歪ませて歌われた《夜をあばいて 踊るためのメロディ》というラインが、”好きに踊ってくれよ”と導くようだ。飛び跳ねながらKenが奏でるバウンシーな重低音の旋律や、サビの多くを占めるラララのメロディーが、そのメッセージを増強させる。加えて、“あばく”という言葉は、アルバム『あい』にも「あばく」という楽曲が収められているように、w.o.d.のキーワードのひとつと言っていいだろう。剥き出しのサウンドも情動と衝動を解き放たせてくれる。

「最初に買ったレスポールに10-FEETのステッカーを貼りまくっていた」というエピソードにて10-FEETへの愛を表明したのち、「踊れますか? 行こうぜ!」と披露した「TOKYO CALLING」はリズム構築のコントラストが見事。音楽的ルーツとなる先人たちへの確かなリスペクトを感じさせながら、エクストリームな雑食性が際立つそのスタイルは、10-FEETが30年近く続けてきた表現方法とオーバーラップするものだ。

「また遊ぼうぜ!今日1日楽しんで!」とラストナンバーの「My Generetion」へ。次第に絶叫へと変わっていく歌唱、スティックを天へ突き立てた中島のパフォーマンスに煽られ、会場が大きなウェーブを描く様は、2日目トップとしての彼らのステージが至極であったことを裏付けていた。

文◎横堀つばさ
写真◎青木カズロー

セットリスト
1.STARS
2.イカロス
3.1994
4.RISE
5.オレンジ
6.TOKYO CALLING
7.踊る阿呆に見る阿呆
8.My Generation

 

◾️<京都大作戦2026 〜夏フェスキックオフ!情熱のパスを繋ぎな祭〜>

7⽉4⽇(土) 京都府⽴⼭城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
7⽉5⽇(日) 京都府⽴⼭城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
open9:30 / start11:00 / 終演20:00予定
※⾬天決⾏ / 荒天中⽌

▼出演者
【7⽉4⽇ 源⽒ノ舞台】
KUZIRA / くるり / サンボマスター / 10-FEET / Dragon Ash / マカロニえんぴつ / マキシマ ム ザ ホルモン / ヤバイTシャツ屋さん
【7⽉4⽇ ⽜若ノ舞台】
アルカラ / カライドスコープ / サバシスター / FOR A REASON / Paledusk / MARIO2BLOCK / May Forth
【7⽉5⽇ 源⽒ノ舞台】
coldrain / THE ORAL CIGARETTES / dustbox / w.o.d. / 10-FEET / ハルカミライ / HEY-SMITH / ROTTENGRAFFTY
【7⽉5⽇ ⽜若ノ舞台】
THE BAWDIES / ジ・エンプティ / JasonAndrew / the 奥⻭’s / HERO COMPLEX / FUJIBASE / Brown Basket
【鞍馬ノ間】※両日
<京都大作戦杯2026>EGOLA / 大阪籠球会 / SOMECITY OSAKA / TEAM ISHIKAWA / TEAM-S / TEAM TOHOKU / protein / Lock The North
<エキシビションマッチ>※大阪籠球会 vs 豪華ゲストチームによるエキシビションマッチ
・7/4(土):東山高校バスケットボール部
・7/5(日):京都ハンナリーズ
※50⾳順
※10-FEETは2⽇間とも出演
※アーティストは都合により変更になる場合がございます。その際チケット代⾦の払戻しは⾏いませんので、予めご了承下さい。

▼チケット情報
通常札:2⽇通し券 22,000円(税込) / 1⽇券 11,000円(税込)
童札(わらべふだ):2⽇通し券 11,000円(税込) / 1⽇券 5,500円(税込)
※童札は2026年7⽉時点で⼩学⽣(⽣年⽉⽇が2014年4⽉2⽇〜2020年4⽉1⽇)の⽅が申込み可能です。
※必ず⼤⼈の⽅(通常札・家族札購⼊者)と⼀緒にご来場ください。童札のみでの⼊場はできません。

▼京都⼤作戦会員「はんなり会」
はんなり会の会員コースは年額・⽉額の2種類があり、年額会員向けには京都⼤作戦2026 来場時の特典として「レプリカ万能札」の進呈や「はんなり休憩処」を利⽤することができる。2026年からは会員サイトもリニューアル。さらなる会員コンテンツや京都⼤作戦2026 来場者へのサービスは随時追加されていく予定とのこと。
会員サイト:https://hannarikai.kyoto-daisakusen.kyoto/

(問:公演)サウンドクリエーター 06-6357-4400 / https://www.sound-c.co.jp/contact/
(問:チケット)ローソンチケットFAQ https://l-tike.com/mik2026faq/

 

関連リンク
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