W杯の最新テクノロジー「凄えな」 Jリーグでは判定に”10分”「このレベル感知できるのか」
クロアチアの同点ゴール取り消しに脚光
北中米共催ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦、現地時間7月2日のポルトガル代表とクロアチア代表の試合では、終了間際にクロアチアが同点ゴールを挙げたかという場面がオフサイドの反則により取り消された。
この場面ではクロアチアのDFイヴァン・ペリシッチがロングボールを入れ、FWイゴール・マタノビッチが合わせようとしてジャンプ。その背後でボールがポルトガルのDFレナト・ベイガに当たった後にクロアチアのMFマリオ・パシャリッチに渡って、その後の流れでゴールが生まれた。
この時、マタノビッチの頭にボールが触れているかどうかが判定を大きく左右する事実になった。もしボールが触れていなければ、オフサイドの判断はペリシッチがキックしたタイミングになり、触れていればその瞬間になる。この時、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)介入後のオンフィールドレビューの際には、ボールの内部に埋め込まれている高周波センサーによりマタノビッチの頭にボールが触れていることが明らかになった。
このテクノロジーは前回2022年カタールW杯から導入され、半自動オフサイド判定システム(SAOT)にも活用されている。ボール内部のセンサーは、500Hzの信号を1秒間に500回発信するため、選手がわずかにでもボールに触れたどうか、そしてその瞬間も極めて正確に判定される。このテクノロジーが導入されていない日本のJ1リーグでは、VARがオフサイドをチェックする際に、ある選手の頭にボールが触れたかどうかの確認に10分近くを要したこともあった。
主審のオンフィールドレビュー中には、画面に波形が映し出されマタノビッチの頭にボールが触れていることが伝えられていた。そのため、オフサイドの反則があったとしてクロアチアの同点ゴールは幻になった。高度なテクノロジーにより判定が助けを受けた瞬間だった。
ファンからも「凄えな今の技術」「VARの真骨頂」「すげえこれ」「このレベル感知できるのか」「技術の進歩を感じる」「衝撃が分かるのはすごい」「最新テクノロジーの勝利」と驚きのコメントが寄せられている。(FOOTBALL ZONE編集部)

