ブラジルに逆転で敗れ、涙ぐむ日本のサポーター(29日、米ヒューストンで)=吉野拓也撮影

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遠藤航は「最後まで戦ってくれたみんなに感謝」

 【ヒューストン(米テキサス州)=木口慎太郎、林信登】歴史を変える勝利まで一歩届かなかった。

 サッカー・ワールドカップ(W杯)北中米3か国大会で、日本代表は29日(日本時間30日)、決勝トーナメント1回戦でブラジルと対戦し、1―2で敗れた。先制ゴールで爆発した歓喜は、後半終了間際に悲鳴に変わった。声をからした日本サポーターたちは悔しさをかみしめながらも、最後まで走り抜いたサムライたちに惜しみない拍手を送った。

 活躍した選手の恩師たちからも、称賛の声が寄せられた。

 大会を通じ、ワントップとして攻撃の中心であり続けた上田綺世(あやせ)選手(27)の出身校・鹿島学園高(茨城)サッカー部の鈴木雅人監督(51)は、「日本の苦しい時間が長い中、要所でよく動いていた。世界で通用する姿を大舞台で見せてくれてありがとう」と健闘をたたえた。今大会2得点の活躍については「大きな財産になったはず」とし、「次の大会まで4年ある。まだ始まったばかりだ」と激励した。

 オランダ戦のゴールで知名度が一気に上がった中村敬斗選手(25)を中高時代に指導した三菱養和サッカークラブチーフコーチ兼ユース監督の生方修司さん(57)は、「(元ブラジル代表の)ロナウジーニョに憧れてプレーをまねていた敬斗にとってブラジルは特別な相手だったと思う。W杯で点を取り、小さい頃からの一つの夢をかなえた。次は優勝を目指してほしい」とエールを送った。

 神奈川県逗子市の逗葉高(現逗子葉山高)時代に伊東純也選手(33)を指導した石川弘二さん(63)は「ドリブルで切り込み、フリーキックのチャンスを作った場面は高校時代の活躍を思い出した。チュニジア戦では点を取ってくれてうれしかった。今はお疲れさまと言いたい」とねぎらった。

 オランダ戦前に大会直前にけがで離脱した遠藤航選手(33)は、X(旧ツイッター)に「最後まで戦ってくれたみんなに感謝」とつづり、応援したファンに対しては「本当にありがとうございました」とメッセージを投稿した。