ブラジル戦で先制ゴールを決めた佐野海舟

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 日本代表は北中米W杯決勝トーナメント1回戦でブラジルに1―2と逆転負けを喫した。32強で敗退となったが、王国相手にぶち抜いたMF佐野海舟(25=マインツ)には世界から拍手喝采が起きている。

 前半29分にセンターサークル付近で相手のパスをカットすると、ドリブルで一気に持ち運びペナルティーエリア手前から右足でズドン。ゴール左隅へ突き刺した。

 守備面でも無尽蔵のスタミナで走り回ったが、金星はならなかった。佐野は「結果が全てだと思います。こんなところで終わるようなチームではなかったので、本当に悔しい。最後のところでああいうふうに決め切られてしまうのは、実力不足を感じます」と吐露。それでも「自分たちがやってきたことは間違いではない。積み重ねてきたものに誇りを持っていい」と胸を張った。

 世界を驚かせたスーパーゴールについては「自分の得意な形で奪って、そこから運んで行くのは、自分が今まで理想としていたところなので。そういうふうなプレーで得点を決められたのは良かったけど、自分の得点よりもチームの結果が全てなので悔しいです」と振り返った。

 持ち前の守備に関しては「最後の局面の一瞬の判断だったり、詰め切れない甘さだったり…1失点目も、2失点目も得点の前のところは自分のところのディフェンスなので。そういうところの一個の甘さが出た」と反省を口にした。

 それでも日本が誇るダイナモは初のW杯で堂々のプレーを見せ、世界から絶賛されている。米メディア「スポーツワールドニュース」は「佐野海舟とは誰なのか? 2026年ワールドカップでブラジルを敗退寸前に追い込んだマインツのミッドフィールダー」と題して大々的に特集した。

「久保建英ではない。ピッチにすら立っていなかった三笘薫でもない。今シーズン、ブンデスリーガでわずか1ゴールしか決めていなかった守備的MF、佐野海舟が突如として大会の注目選手の一人となったのだ。彼は、サムライブルーのプログラム全体が成し遂げたことのない偉業を達成した。W杯の決勝トーナメントでブラジル相手にリードを奪ったのだ」と佐野を高く評価した。

「キックオフ前、サッカー界のほとんどの人にとって、佐野海舟という名前はなじみのないものだった。しかし試合終了のホイッスルが鳴る頃には、彼は大会を象徴する人物の一人となっていた。これが彼の輝かしい国際キャリアの始まりとなるのか、それともブラジルをあと一歩で敗退させるところだったあの日の出来事に過ぎないのか。それはともかく、彼の名前はもはやサッカーファンが無視できるものではなくなった」と今大会のスターの一人へ駆け上がったと絶賛した。