【FIFAワールドカップ2026】ブラジル代表 2−1 日本代表(日本時間6月30日/ヒューストン・スタジアム)

【映像】異常に速い「爆速フィニッシュ」(実際の様子)

 日本を絶望の淵に追いやったのは、まさに「世界トップクラス」の個人技だった。

 日本時間6月30日、日本代表はFIFAワールドカップ2026のラウンド32でブラジル代表と対戦。1−2で逆転負けを喫して、5度目挑戦の決勝トーナメントでまたしても1回戦の“鬼門”を突破することができなかった。

 その引導を渡したブラジル代表のFWガブリエウ・マルチネッリの一撃には、日本のサッカーファンも脱帽するしかなかった。65分から2トップの一角としてピッチに送り込まれていたマルチネッリは、1−1のまま延長戦突入かと思われた土壇場の90+5分に大仕事をやってのける。

 FWラヤンがMF田中碧からボールを奪うと、パスを引き出したMFブルーノ・ギマランイスが横にドリブル。その間にマルチネッリはボックス内で良いポジションを取ると、鋭い斜めのパスを引き出す。アーセナル所属のFWはこれを左足で小さく止めると、間髪入れずに右足を振り抜いてシュート。超高速のモーションから放たれたボールがゴールネットを揺らした。

 後方から寄せていたDF菅原由勢はこれに反応できず、前方にいたDF冨安健洋は素早くブロックに入ったものの間に合わない。守護神のGK鈴木彩艶も横っ飛びで懸命に左手を伸ばしてボールに触れたが、弾き出すまでには至らなかった。

「これが世界のクオリティーか」の声も

 このトラップからシュートまでの異次元の速さに、深夜のSNS上では日本のファンからも諦めと感嘆が入り交じった声が殺到。「うますぎた…」「トラップからシュートまでが異常に速い」「トラップからシュートまでが最短」「これが世界のクオリティーか」「これが世界トップクラスか」といった驚愕の声や、「ポジショニングと蹴る位置うめぇ…」「ここに差すパスの選択も凄いし、それを止めて蹴り込む技術もすごいな。中々この感覚は無いかも」といった技術的な凄みを讃えるコメントも目立った。

 最後の最後の場面で、クオリティーの差を見せつけられる格好となった日本代表。試合後のフラッシュインタビューに応じたMF堂安律は、目に涙を浮かべながら「力不足でした。世界はやっぱりレベルが高いと思います」と素直に悔しさを滲ませた。

 それでも、日本の背番号10は決して前を向く。「国民のみなさんには申し訳なく思っています。しかし、優勝という目標は変えてはいけないですし、僕たち選手たちが言い続ければ国民のみなさんも付いてくれると思っています。これからも応援よろしくお願いします」と、涙を拭いながら次なる戦いへの決意を語った。

(FIFAワールドカップ2026)