《皇室典範改正問題》自民・中曽根氏“愛子さま発言”釈明の裏で…維新・藤田氏「女性皇族の話はいらない」と“暴言”の過去
6月28日、富山県高岡市の講演に登壇した自民党の中曽根弘文氏。中曽根氏は憲法改正実現本部長を務めており、現在、喫緊の課題となっている皇室典範改正を進めているところだ。
「女性皇族の話は極論いらない」
この日の講演で中曽根氏は「愛子さまが天皇になったら、結婚する人もいない」「男子を産まないといけないという、すごいプレッシャーがある」などと発言。この発言には、多くの国民が憤慨し、ネット上を中心に猛烈な批判が巻き起こっている。
翌日、中曽根氏は同発言において、世間が愛子さまへの関心が高いことに触れつつ、「ご結婚もなかなか難しくなっていくんじゃないかなと、個人的な感想というか心配というか、そういう気持ちを持ちましたので」と釈明した。
「中曽根さんは、愛子さまによる皇位継承は“あり得ない”とも述べていましたが、これは現在の皇室典範でいくと、愛子さまが皇位継承権を持たないことから来る発言だと理解できます。
しかし、結婚に関する発言においては、決して見過ごせないものです。皇室の方々をあまりに軽視したものですし、こうした方が皇室典範改正について進めていくことにも疑問が生じます」(皇室担当記者)
女性皇族の結婚後の皇籍離脱による「皇族数の減少」が課題となっており、これに対し、「女性皇族が結婚後も皇室に残り続ける案」と、「旧宮家の男系男子を養子として迎える案」の2つの案を推し進める皇室典範改正問題。国の根幹に関わる重要なテーマだが、その水面下では不穏な空気が漂っている。
政府や自民党が主導する本問題において、同じく与党である日本維新の会は法案の修正を求めるなど、改正プロセスの重要な鍵を握っているが、5月末、維新の会の藤田文武共同代表による“衝撃発言”も話題になった。
「藤田さんはネット配信番組内で、野党側が養子縁組案に消極的な姿勢であることを踏まえて、“仮に立憲民主党や中道改革連合の意見のような取りまとめとなれば、全体会議で反対し、テーブルを蹴ります”と強気な姿勢を見せました。さらに、“養子案だけでいい。女性皇族の話は正直極論いらない”とも主張したのです。
藤田さんは野党が女性皇族の配偶者やその子どもが皇族となる可能性を含めたものを主張してきたため、“女性皇族の話はいらない”としたのでしょう。その意図は理解できますが、強すぎる言い方や、聞く耳を持たない姿勢に多くの批判が寄せられました」(皇室ジャーナリスト)
法案成立を主導すべき推進側のキーマンたちに不安が募るが、どのような形で皇室典範は落ち着くのか。しっかりと、皇室の未来を見据え、真摯な決断を下してもらいたいものだーー。
