【W杯】長友佑都39歳「この先のビジョンはない」5度目W杯は「青春でしたね」ブラジル戦出番なし
◇W杯北中米大会決勝トーナメント1回戦 日本 1―2 ブラジル(2026年6月29日 ヒューストン)
FIFAワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦で日本(FIFAランキング17位)はブラジル(同5位)に1―2で逆転負けし、ベスト32で敗退した。日本は02、10、18、22年大会に続き、5度目の挑戦でも決勝トーナメント1回戦の壁を破ることはできなかった。
チーム最年長として「責任を感じている」と語った長友佑都(FC東京)。5度目のW杯出場を振り返り、「僕らの青春でしたね」としみじみ。「大の大人たちが、これだけの熱を持って魂をぶつけて、チームが団結して仲間のために熱くなれるような、そんな瞬間ってないですよ。だから、なんか青春が終わってしまった寂しさがありますね。この仲間と離れたくなかった」と名残惜しそうに言葉をつむいだ。
自身の今後については「もう、この先のビジョンはないです。白紙というか、まったくない」と語り、熟考する考えを示した。
長友は1次リーグ第3戦となったスウェーデン戦では後半途中から出場し、アジア人初のW杯5大会連続出場を果たした。そして39歳287日での出場となり、自身のW杯日本人最年長出場記録も更新した。
ブラジル戦は出番なしに終わったが、飲水タイムでは出場選手を積極的にサポート。ベンチで声を張り上げ続け、味方を鼓舞した。
日本は前半29分、ハーフウエーラインでパスカットした佐野(マインツ)がドリブル突破し、ペナルティーアーク手前から強烈なミドルシュート。ゴール左のサイドネットに決める代表初ゴールで先制点を奪った。守っても3戦連発中のFWビニシウス(Rマドリード)をMF堂安(Eフランクフルト)、佐野、DF冨安(アヤックス)が徹底マークして自由にさせなかった。
しかし、ブラジルがFWエンドリッキ(リヨン)を投入してきた後半は劣勢。7分にGK鈴木彩(パルマ)がスーパーセーブ、9分には冨安が顔面ブロックで失点を防いだものの、11分に左クロスをMFカゼミロ(マンチェスターU)にヘディングで叩き込まれて1―1と追いつかれた。
その後も耐える展開が続いた中で迎えた後半アディショナルタイム。追加時間は6分だったが、5分が経過した50分にFWマルチネリ(アーセナル)に勝ち越しゴールを決められた。延長戦も見えてきた中で、残り1分を耐えきれず、涙を呑んだ。

