観光だけじゃない「ものづくり大分」を世界へ ネットショップの進化で海外進出が手軽に
面倒な手続きを代行し、海外への販路拡大を後押ししようと、ネットショップ作成サービス「BASE」(ベイス)が注目を集めています。海外進出という新たな一歩を踏み出した「ものづくり」の現場を取材しました。
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手軽に海外進出へ
1000以上のリボンを置くアトリエで、黙々と作品制作に励むハンドメイド作家の安部由佳さん。今流行りの「インド刺しゅうリボン」を使って、ポーチやバッグなどを制作しています。
「ameri plus」というブランド名で活動し、InstagramやTikTokに作品を投稿。総フォロワー数は7万人を超えています。
安部さんが作品の販売に利用しているのが、ネットショップ作成サービス「BASE」です。
「BASE」は大分市出身の鶴岡裕太さんが2012年に創業。誰でも簡単にネットショップを開けるサービスとして利用者は年々増え、今では開設数が260万店舗に上っています。事業責任者は多様な働き方の中でBASEが様々なニーズに応えているといいます。
BASE事業責任者 林田秀平さん:
「自身の趣味が結果的にお金になって、また帰ってくるっていう形で、趣味の延長線上から利用いただいている方もいます。店舗をやりながら、ネットショップをやられてるっていう方々もいますし、本業と副業の両方で利用してもらっています」
今年1月から3月までの累計流通取引額は430億円。1日当たりおよそ4.8億円近くです。さらに3月から新たな機能が加わりました。かんたん海外販売は面倒な通関手続きなどをすべてBASEが代行、手軽に海外へ販路を広げることができます。
ハンドメイド作家の安部さんも、これまで対応できなかった海外への販売に期待を寄せています。
ameri plus 安部由佳さん:
「海外のお客様から商品を購入したいという声はあったんですけど、発送の関係でハードルが高かったので、お断りすることが多くて海外のお客様にも商品をお届けできたらなと思っています」
老舗テントメーカーが販路拡大へ
一方で、サービスを利用して、海外で商品が購入されたショップもあります。大分市にある佐藤防水店の直営店「Re-sew」。創業70年以上の老舗テントメーカーが作る帆布のバッグが今年5月、香港在住の顧客に売れたといいます。
Re-sew 岩野美佳店長:
「正直うれしかった。大分で作ったものが海外の方の手に届いて、その生活の中で役立つというのはうれしいものがあります」
バッグや小物は、ひとつ一つ時間をかけて手作業で行います。日本の文化や質の高さ、デザイン性が海外からの購入に結びついています。
Re-sew 岩野美佳店長:
「大分は観光地のイメージがすごく強いと思うんですけど、ものづくりも世界に発信できるというのはすごくありがたいと思うし、会社を知ってもらうきっかけになってほしい」
働き方が多様化する中、ネットショップのさらなる進化が、国境を越えてものづくりの可能性を大きく広げていきそうです。
