ファンの期待を超えた強さがこの男にはある。Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2026」予選1stステージF卓が6月8日に行われ、近藤誠一(最高位戦)が首位通過。第1試合は3着も、第2試合で役満・四暗刻を成就させ、ファンを大いに沸かせた。2位通過は黒沢咲(TEAM雷電・連盟)。

【映像】これが近藤誠一の“夢芝居”大逆転の役満・四暗刻

 第1試合は黒沢、仲林圭(U-NEXT Pirates・協会)、近藤、朝比奈ゆり(連盟)の並びで開始した。近藤は東2局1本場、黒沢に跳満を放銃するも、東3局にカン二万待ちのリーチをツモ。リーチ・ツモ・ドラ2の1万2000点ですぐさま挽回した。東4局、黒沢が朝比奈から倍満をアガりダントツ状態に。近藤は3着で終了した。

 第2試合は東家から朝比奈、黒沢、近藤、仲林の並び。四者横並びの東3局2本場、近藤は3巡目のリーチ。發と3索のシャンポン待ちで、高目の發をツモ。リーチ・ツモ・發・赤の1万2000点を入手した。しかし東3局3本場、朝比奈に倍満をツモられ親被りすると、2着へ後退。さらに東4局も朝比奈に跳満をツモられ、通過ポジションから大きく遠のいてしまった。

 逆転の一撃は南1局に生まれた。役牌の南や七対子を見据えた手で南が暗刻となると、7巡目に7索を重ねて2つ目の暗刻ができた。仲林から打たれた2索にポンの声をかけることもできたがここはスルー。12巡目、3索と六万のシャンポン待ちでツモリ四暗刻をテンパイした。山に1枚ずつ残ったこの待ち、仲林からの追っかけリーチを受けるも、近藤は3索を力強くツモ。裏ドラを見ることなく32000点を申告し、ファンは「かっこよ!!!!」「さすがだw」「カッコ良すぎるわ」「夢芝居!」とこの日最大の盛り上がりを見せた。その後も大物手を決め、+72.3の大トップ。黒沢が4着となったことで、トータル首位通過で3rdステージへのジャンプアップを決めた。

 2位通過を争う状況から一転、役満で首位へ。近藤は試合後「わからないものですね」と望外の結果に笑顔を浮かべた。「無理でしょ普通!黒沢さんと108ポイント以上あった。トップ・ラスで2万点以上付けないといけない。よくわかりませんね。何が起こったのかね」と、自分でも信じられないといった様子。南1局の役満については「仲林さんに追っかけられた時は、『これはまずいな』と思いましたけどね。何でも出アガリができたらいいなと思っていました」と振り返った。

 すでに消化した日程では、最高位戦の若手である塩澤彰大・小池諒が首位通過。これについて近藤は「『これはちょっと負けていられないなあ』と思いながらやっていました」とコメントした。

 最後は「次は3回戦、これからもまだまだ頑張りますので、ぜひお楽しみに。いろんな試合を見てもらえればと思います」とファンへメッセージを伝え、手で最高位戦の「S」ポーズを作った。Mリーグ時代と変わらない声援を受け、3rdステージでも“夢芝居”が期待される。

【第1試合結果】

1着 黒沢咲(TEAM雷電・連盟)6万1200点/+81.2
2着 仲林圭(U-NEXT Pirates・協会)2万3200点/+3.2
3着 近藤誠一(最高位戦)1万4900点/▲25.1
4着 朝比奈ゆり(連盟)700点/▲59.3

【第2試合結果】

1着 近藤誠一(最高位戦)7万7400点/+97.4
2着 朝比奈ゆり(連盟)1万4200点/▲5.8
3着 仲林圭(U-NEXT Pirates・協会)1万4000点/▲26.0
4着 黒沢咲(TEAM雷電・連盟)−5600点/▲65.6

【最終結果】

1位 近藤誠一(最高位戦)+72.3
2位 黒沢咲(TEAM雷電・連盟)+15.6
3位 仲林圭(U-NEXT Pirates・協会)▲22.8
4位 朝比奈ゆり(連盟)▲65.1

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mトーナメント 現Mリーガー40人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者32人、計72人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手、個人タイトル獲得の4選手は、シード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、3rdステージに分けて行われ、勝ち上がった16人がファイナルステージへと進む。賞金総額は3000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)