農産物盗(ドロ)許さん! 山梨で対策の動き
JA南アルプス市職員ら
【山梨・南アルプス市】南アルプス市は22日、収穫の最盛期を迎えるサクランボなど果実の盗難を防ごうと、防犯パトロールを始めた。南アルプス警察署で、署員やJA南アルプス市の役職員など約60人が集まり、出発式を開催。盗難防止へ地域一体で防犯意識を高めた。
出発式後に市内園地に移動。不審者や不審車両、盗まれたサクランボがないかを警察犬と巡回した。巡回中に農家へ不審者を見かけたら通報するよう呼びかけるちらしを渡し注意を促した。
同JAはパトロールの他、補助金を活用した盗難抑止システムの貸し出し、防犯カメラの販売など、さまざまな対策を講じている。
同署によると、管内で昨年、桃やブドウの盗難被害が3件発生し、被害額はおよそ36万円に上った。
防犯パトロールは、桃やスモモ「貴陽」の収穫期を経て、ブドウ「シャインマスカット」の収穫が終わる10月ごろまで継続する予定だ。
被害ゼロめざし結集
JAふえふき出発式

盗難被害ゼロを目指しパトロール(山梨県笛吹市で)
【山梨・ふえふき】JAふえふきは5月中旬、管内の農作物の本格出荷を前に、盗難被害を防ごうと防犯パトロールを始めた。昨年は大きな被害がないなど、パトロール活動の成果や農家の防犯意識の高まりが盗難を防いでいる。本年も地域全体で監視の目を光らせ被害ゼロを目指す。
笛吹市の八代統合共選所で農産物盗難パトロール出発式を開催。笛吹警察署、警備会社ら協力関係団体と峡東農務事務所、笛吹市、同JAの常勤役員、指導販売担当理事ら関係者約70人が出席した。
トウモロコシの出荷が始まり、管内の農産物の出荷が秋まで継続する。早川芳文組合長は「農作物の盗難は大変卑劣な行為であってはならない。生産者が安心して生産できる環境を築いていけるよう関係機関と協力し防犯意識を高めていきたい」と意気込みを語った。出発式後、管内のトウモロコシ畑を車で巡回し、不審な車両や不審者がいないかなどを確認した。
同JAは、2022年と23年に果実の盗難被害が相次いで発生したが、徐々に減少し、25年は大きな被害はほとんど確認されなかった。今後も防犯カメラの設置や果実盗難警戒プレートの活用を呼びかけ、地域全体で監視の目を光らせる。
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