KNB北日本放送

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健康志向の高まりなどを背景に「抹茶」が世界的なブームとなっています。海外への輸出が増える一方、消費者にとって悩ましいのは品薄と、価格の高騰です。県内への影響を長岡記者が取材しました。

記者
「これ何か分かりますか」
フランスからの女性
「抹茶。抹茶大好きです。(フランスでは)どんどん人気になってきている。大体の人が抹茶ラテやデザートが好き」
インドからの女性
「友だちはみんな抹茶が大好き」
インドからの男性
「友だち みんなから抹茶を持ち帰ってきてとお願いされた」

世界的なブームとなっている日本の「抹茶」。SNS映えすることや健康志向の高まりが人気の理由で、抹茶を含む緑茶の輸出量は去年初めて1万トンの大台を突破しました。

射水市に本店を構える創業140年以上の老舗日本茶専門店「藤岡園」でもー。

藤岡園 藤岡誠一郎専務
「やっぱり抹茶は根強く人気ですね。外国の方もたまにいらっしゃいますね。ここ1,2年ちょっとずつではありますけど増えているかなとは思います」

抹茶の消費が世界的に広がる一方、その影響で、国内ではこの2年ほど品薄の状態が続いています。この店でも思うような仕入れができていません。

藤岡誠一郎さん
「何社かに分けて仕入れているような感じですね。昔よりも取引先を増やして、幅広く何とか数を確保できるようにっていう形で」

それでも十分な量を確保できず、抹茶は数量を限っての販売です。

さらに、頭を悩ませるのが、価格の高騰。抹茶の仕入れ価格は2年前と比べて2倍以上になりました。

その影響は、抹茶にとどまらず私たちが普段飲む日本茶にも。

藤岡誠一郎さん
「昨年の秋冬のお茶っていうのが、もうこれはかなりちょっと、とんでもないぐらいの値上がりをしてしまったんですよ」

秋口に収穫される「秋番茶」。カフェインが少なく、比較的安価なため、日常的に飲まれますが、その主要な生産地の鹿児島県では去年の取引価格がおととしに比べて5倍以上になりました。

需要が高くて収益率のいい抹茶に農家が生産を切り替えることで、通常の茶葉が作られなくなっているためです。

藤岡園では店頭価格の値上げに加え、品質の維持にも苦心しています。

藤岡誠一郎さん
「ブレンドの見直しだとか。それで価格が維持できるものに関しては維持していく」

また、価格の高騰による消費者の日本茶離れを懸念して、気軽にお茶を楽しんでもらうサービスにも力を入れています。

世界的なブームで抹茶の人気が高まる一方、身近な日本茶の魅力も守ろうと、老舗の専門店は試行錯誤を続けています。