【動画公開】「自殺するから避妊はいらない」女子高生と“死の逃避行”をした男に下された「判決」
4日間の“死の逃避行”の果てに…
’25年10月27日、千葉地裁で開かれた住中隼(すみなか・じゅん)被告(裁判当時41)への判決公判で、裁判長は「懲役5年」(求刑6年)を言い渡した。
さかのぼること数ヵ月前の同年5月、東海地方居住の住中被告は未成年者誘拐の容疑で千葉県警に逮捕された。SNSで知り合った女子高生Aさん(事件当時15歳)に自殺願望があることを利用して呼び出し、4日間にわたってAさんを連れ回し、ホテルに滞在させるなどして誘拐したとされた。
Aさんが姿を消した日の夜には母親から行方不明者届が出され、防犯カメラの映像などから住中被告が浮上した。検察は住中被告を未成年者誘拐の罪で起訴。その後、不同意性交等で2度、追起訴していた──。
裁判では事件の経緯が明らかにされた。住中被告が職場での人間関係に悩むなか、事件の1ヵ月ほど前にSNSで知り合ったのがAさんだったという。やり取りを重ねるうちにAさんの存在が「安心できる」かけがえのないものになっていった住中被告は「ずっと、いっしょにいたい」と、妻と別れて結婚することさえ考えるようになっていった。
一方、Aさんは家庭内の問題で思い悩み、住中被告に「死にたい」と訴えたこともあったという。そしてある朝、前夜からつないだままにしていたLINE電話で、Aさんが泣きながら「学校に行きたくない」と訴えたことから、被告は「会いに行く」と答え、東京へと向かったのだ。
「避妊具なしでしたかったんでしょう?」
秋葉原駅でAさんと合流した住中被告は、Aさんが制服だったことから、着替えのため近くのホテルに入り、そこでさっそく性行為に及んでいる。そのときAさんから避妊を求められたにもかかわらず「どうせ自殺するから避妊の心配はいらない」と言って避妊せずに性交。以後も避妊せずに性交を重ねることとなる。
2人はホテルから出ると東京駅から新幹線で仙台へと向かい、そこで宿泊。2日目は青森市内で宿泊し、3日目の昼ごろ、自殺場所と決めていた城ヶ倉大橋に向かった。しかし、Aさんが「怖い。死にたくない」と言い出したことで断念。そして翌4日目の昼ごろ、警察官が青森市内で2人を発見し、Aさんは保護されたのだった。
裁判で検察官は、住中被告が20歳以上も年の離れた未成年者と本当に恋愛関係にあると思っていたのかという点を追及。さらにAさんとの性行為の際、避妊に応じなかった理由について質問すると、住中被告は次のように述べていた。
「私自身、自分が死ぬと思っていたので、死ぬから何でもいいと考えていました。何より、避妊具なしの行為自体、絶対的な信頼感がないとできないことだと思い、求めてしまったのです」
その言葉に対して検察官が「絶対的な信頼感を求めるという話と、死ぬからいいじゃないっていうのは違う話ですよね。結局、避妊具なしで性行為がしたかったんでしょう?」と追及すると、住中被告は「……はい」と、認めたのだった。
前述の通り判決公判で住中被告は「懲役5年」を言い渡された。
量刑の説明のなかで裁判長は「被告人は、性的自己決定をするには未熟で判断能力の不十分な被害者に対し、性欲のおもむくままに性交を重ねている。被害者の性的自由に対する侵害の程度も大きく、今後の被害者の健全な成長に与える悪影響も懸念される」と語っていた。
その後、住中被告が控訴することはなく、刑は確定している。
FRIDAYデジタルのYouTube動画では、裁判で語られた住中被告がAさんと恋愛関係にあると思うようになった経緯や、Aさんとの“逃避行”の一部始終、裁判のなかで見せたAさんへの執着などを詳細に紹介している。
取材:中平良
