長く愛用している道具はありますか? 「新しい道具が必ずしも便利とは限りません」そう朗らかに語るのは、整理収納アドバイザーとして活躍する新田由香さん(60代)。数多くのものを整理し、収納の悩みと向き合ってきた新田さんが、10年以上愛用している「キッチン道具」を紹介します。

1:30年現役!使い勝手抜群の「セラミックおろし器」

わが家のキッチンでもっとも古株なのが、このセラミック製のおろし器。結婚当初に手に入れてから、なんと30年以上、一度も浮気をせずに使い続けています。

【写真】「使い勝手最高!」20年以上愛用中の100円グッズ2つ

いちばんの魅力は、その安定感と、ラクさです。裏面にしっかりとした滑り止めがついているので、調理台の上で、ピタッと吸いつくように固定されます。

大根おろしは意外と力が必要な作業ですが、これは片手で大根をくるくる回すだけで
大根おろしができるので、腕が疲れることもありません。

また、セラミック製は金属の刃と違って、食材の味を損なわないのもメリット。大根の甘みが引き立ち、口当たりもまろやかになる気がします。

30年経っても目づまりせず、使い終わったらサッと水で流すだけで汚れが落ちます。この「清潔感」と「機能美」の両立こそが、30年愛用し続けている理由。

食洗機OKなのも高ポイントです。

2:お弁当づくりの名脇役!「ミニフライ返し」

このフライ返しは「小さくて便利そう」と買った100円ショップのアイテムですが、気づけば20年近く使っています。

100均のものはすぐダメになるのでは? という先入観を覆すほど、この道具は頑丈で使い勝手がいい! そして、こちらも食洗機OKです。

この道具が本領を発揮するのは、朝のお弁当づくり。卵1個だけでつくるお弁当用の小さな卵焼きを焼くときです。

卵焼き器自体も小さいので、このミニサイズのフライ返しが大変使いやすいです。

3:料理効率が劇的に上がる「ミニトング」

最後の一品も、同じく20年ほど愛用している100均のミニトング。

それまでは、料理は菜箸をメインで使っていましたが、「小さくてかわいいな、なにか便利に使えそう」と思って買ったのが、このトングでした。

厚みのあるお肉をひっくり返したり、お料理を取り分けたりするとき、菜箸だと少し力が必要だったり、落としてしまったりすることもありますよね。

でも、このミニトングは先がシリコンだし、狙ったものを確実にホールドしてくれるんです。

洗い物を増やすのが嫌で道具を絞っていた時期もありましたが、このトングだけは別。これがあった方が結果的に効率がいい、と確信させてくれる私の定番品です。

今回紹介した3つの道具は、どれも「家事の負担を減らし、自分をラクにしてくれるもの」。30年前、20年前の私も、きっと一生懸命に家族のために料理をしていたはず。そのときからずっと私を支えてくれた道具たちは、もはや単なるものを超えて、大切な戦友のような存在です。壊れるまで使い続けたいと思います。

流行に流されすぎず、自分の手になじむ、使いやすいものを大切に使い続ける。そんなシンプルで心地よい暮らしを、これからも続けていきたいと思っています。