YouTubeチャンネル「黒字社長の絶対つぶれない経営学」が「【経営者必見】知らないとヤバい事業承継対策をお伝えします。」を公開した。動画では、市ノ澤翔氏が、年商10億円を達成するためのロードマップと、その過程で必須となる事業承継のリアルな対策について解説している。

市ノ澤氏はまず、年商10億円を目指す際、「売上だけを目標にするならほぼ意味がない」と指摘し、最終的に「いくら利益が残るのか」という視点の重要性を説く。目標から逆算して計画を立てる事例として、製造業における機械装置の新規販売といった「足し算の商売」と、継続的な保守契約や資材販売といった「掛け算の商売」を挙げた。売上金額ばかりを追うと新規販売に偏りがちになるが、利益率の高い保守や資材の契約を着実に獲得すれば、会社に安定した利益をもたらすと説明した。

さらに、企業規模を拡大する過程で直面する課題として、人員確保や設備投資、資金調達に言及する。中で市ノ澤氏が強く訴えたのが納税の必要性だ。「規模を拡大したいという会社は、間違えなく納税をしないと資金繰りが回らなくなる」と語り、過度な節税は事業拡大に必要な資金の内部留保を妨げ、いずれ資金ショートを引き起こす原因になると警鐘を鳴らした。

また、利益を積み上げて会社が成長した先に生じるのが事業承継の問題である。市ノ澤氏は、業績好調で内部留保が増えると「株価がめちゃめちゃ高くなってしまう」と指摘した。いざ後継者に会社を譲ろうとしても、株の取得費用や高額な相続税が障害となり、承継が難航するリスクが生じる。そのため、5年、10年といった年単位の長期的なスパンで、早急に株価対策や承継計画を講じておくことが不可欠だと語った。

売上規模の拡大に目を奪われるのではなく、適正な利益の確保とそれに伴う税務や承継の課題までを見据えた長期戦略こそが、会社を強固にする。年商10億円という目標は、単なる数字の達成ではなく、企業を安定存続させるための手段であると結論付けている。