食材をこども食堂や高校の寮に寄付 庄内地域でフードロス削減の取り組み広がる
これまで廃棄せざるを得なかった食材をこども食堂や高校の寮などに寄付して有効に活用しようというフードロス削減の取り組みの輪が庄内地域で広がっています。
25日夕方ー。およそ90人の親子が、酒田市若浜町のコミュニティ防災センターに集まり、食卓を囲みました。
ここは庄内各地で活動するボランティア団体「庄内ちいき食堂」が運営するこども食堂です。
子育て世帯を支援しようと4年前から庄内地域の市と町で月に1度、親子が集まって食事ができる場所を作っています。
庄内ちいき食堂 疋田司代表「毎月1回でもこういう場があるとすごく張り合いになる元気が出ると言ってくれたお母さんがいてその言葉でこうやって続けている」
この日は地元の大学生などおよそ20人がボランティアで会場を準備して食事を作り配膳しました。メニューはハンバーグがのったカレーとなめこ入りのスープ、それにサクランボ。食事代は無料です。
庄内ちいき食堂 疋田司代表「カレーにする食材は買っているが肉は『大商金山牧場』から寄付頂いたり鶴岡市櫛引の『産直あぐり』から売れ残った野菜や食材を生産者が寄付してくれる。きょうはサクランボも提供できるということですごくわくわくしている」
地元企業や産直施設から食材の寄付があるほか、日本海総合病院からは賞味期限が近くなった備蓄品が提供され子ども食堂に集まった親子に配布されます。
こちらは庄内ちいき食堂に食材を寄付している企業のひとつ鶴岡市宝田の丸善食品工業です。丸善食品工業では業務用のラーメンスープやカレーソースなどを製造しています。販売は一定数の製品を箱に詰めたセット商品のみで、単品で販売していないため製造過程で余りが出るとこれまではすべて廃棄していました。
廃棄せざるを得ない製品の量は毎月およそ100キロに上るということです。
品質には全く問題がない食材を無駄にすることなく必要な人に活用してもらいたいと去年12月から庄内ちいき食堂に寄贈しています。
さらに今月からは庄内ちいき食堂を通して鶴岡東高校と酒田南高校の寮や鶴岡市の児童養護施設にも配布しています。
丸善食品工業 竹本 博則社長「いままで利用できないそういった食品を本当に必要な方々に食べていただけるというのは非常に良い活動が出来たと思っている」
25日に開かれた子ども食堂では醤油ラーメンのスープになめこを入れた汁物が配膳されました。
参加者「すごくおいしいです」「とてもおいしかったです」
疋田代表「農家、製造者の方、自分たちが作ったものを捨てるというのは心苦しいと思うので大切な食材と食べたいと思ってくれる家庭をつなぐというのがいまの使命かなと。どんどん輪が広がっているという実感がある」
地域の食材を無駄にすることなく必要としている人たちのもとに届けるー。活動の輪が広がっています。

