8月15日に誕生したアメリカビーバーの赤ちゃん(手前)と親=那須町の那須どうぶつ王国で2024年9月11日午前10時53分、藤田祐子撮影

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 那須どうぶつ王国(那須町大島)で、同王国では初めてとなるアメリカビーバーの赤ちゃんが誕生し、親子で一般公開されている。

<写真>母親と過ごすホッキョクオオカミの赤ちゃん

 赤ちゃんは8月15日、父つむ(6歳)と母ナツメグ(5歳)の間に生まれた。誕生直後の体長約20センチ、体重539グラム(8月17日計測)から、9月9日の計測で約30センチ、1300グラムに成長。展示場「ビーバークリーク」の巣穴で、つむとナツメグが子育てしており、報道関係者への公開では、プールで泳ぎたがる赤ちゃんを親がくわえて連れ戻したり、親子で好物のニンジンをかじったりする姿がみられた。

 また、ヤギの身体能力の高さを間近で感じられる新施設「やぎの細道」がオープンした。

 開設に合わせ、静岡市立日本平動物園や弥生いこいの広場(青森県弘前市)からトカラ系、日本ザーネン系のヤギ計5頭が新しく来園した。新施設は木製で、地上から3メートル近い高さに板が渡されたり垂直の壁面に階段が設けられたりしており、険しい斜面や岩場の移動を得意とするヤギの身体能力を存分に発揮できる構造という。同王国の担当者は「ヤギは家畜として歴史の長い人なつこい動物。ぜひ会いに来てください」と話した。【藤田祐子】