東京ファッションの認知をより上げるため、一般参加可能なコンテンツも多く設けた。TOKYO FASHION AWARDの10周年記念イベントとして、過去の受賞ブランドのアーカイブなどを展示する「10 years of TOKYO FASHION AWARD」や、ウェブメディアのミミックによる1990年代〜2000年代のストリートブランドを集めたフリーマーケット「あんときマーケット」を開く。前シーズンに初開催したOpenFashion社によるTOKYO AI Fashion Weekでは、AIを使ったファッションデザインコンテストや作品展示、セミナーなどを引き続き行い、ファッション業界における生成AIの価値や共生のあり方などを模索する。
JFWOがファッション・ウィークにおいて力を入れるのが、若手支援や海外のコンテンツやバイヤーらとの関係強化などを通じたファッションブランドのビジネスの機会創出だ。JFW NEXT BRAND AWARDに加え、今回は、マロニエファッションデザイン専門学校の卒業コレクションを実施する。JFWO事務局長の古茂田博氏は、ファッションを専攻する学生との連携を強める狙いとして、「ファッション業界は人口減少によって若手が減り、若者は専門学校を出てもコロナ禍によってファッション業界に入れないという、もったいない状況がある」と説明。国内外を含めた学生とファッション業界をつなぐ取り組みを強化するとともに、今回の卒業コレクションに関しても、「学生たちのリクルート活動の一環になるよう、新たな発表の方法を考えている」と語った。前シーズンから招致・開催している仏パリ発祥のファッション合同展示会トラノイ(TRANOi)も継続する。国内外含め約175ブランドの出展を予定しており、おもなターゲットはアジアからのバイヤーだ。ファッション・ウィークとトラノイを回遊してもらうことで、「ビジネスチャンスの広がりを狙う」(古茂田氏)という。海外からのバイヤーやプレスの招待もコロナ禍後に本格化しており、リアルな記事の発信やバイイング実績の増加を目指す。今回は、ソッツァーニ・ファウンデーションクリエイティブディレクターのサラ・ソッザーニ・マイノ氏やThe New York Times Style Magazine編集長のニック・ハラミス氏、クリエイティブ・ディレクターのニック・ウースター氏を招待する。