【ファンキー通信】加齢臭なんて言わせない! 「お上品」なニオイが漂う熟年オヤジが急増中!?

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 電車やエレベーターの中でムワッと漂ってくる、オヤジ特有のあのイヤ〜な臭いに遭遇したことのある人は多いのでは。ところが最近、そのオヤジ臭に変化が起こっているという。なんでも、「クールビズ」の影響で外見的オシャレに目覚めた熟年男性たちが、こぞってデパートの化粧品売り場で買い物をしているというのだ。といっても、彼らの目的はメイクアップ道具ではなく「香水」!

 都内のデパートでは、男性向けフレグランスの売り上げがここ1〜2年で2割増、購入する男性客の割合も大幅に増えているなどかなり好調の様子である。中でも40〜50代以上の男性客が多く、自己表現のツールとして使う「演出派」と加齢臭を気にする「実用派」に分かれるそうだ。

 しかし、興味はあってもどこにどんな香りをどんな風につけたらいいのかわからない!というオヤジたちも多いはず。そこで、日本フレグランス協会事務局長の吉岡さんに、熟年オヤジのための「フレグランスHow to」を聞いてみた!

 まず“選び方”。

 「フレグランス初心者は、デパートの化粧品売り場やメンズフロアーの設置がある場所で購入するのがオススメ。用途や香りの好みを販売員に相談するといいでしょう」(同)

 次に“つけ方”。

 「裸や下着の状態の時に、胸・ウェストなど数箇所にスプレーしましょう。男性は女性と違って肌の露出が少ないので(香水を)つけすぎるくらいでOKです。スーツを着る人なら、内側に軽くスプレーするとほのかな香りを楽しめます」(同)

 ビジネスシーンにぴったりの香りの種類を教えて!

 「オフィス内ではフレッシュなマリン系・柑橘系・オゾン系、ナチュラルなウッディ(グリーン)系の爽やかなものが好まれます」(同)

 1つの香りを使いこなせるようになったら、シーンに合わせて色々な香りを使い分けることも楽しい。熟年オヤジに最適な香りはズバリ「上品」な香り。肩書きや貫禄のある人が、ディスカウントショップでも買えるような安〜い香りでは渋さ半減、女子もがっかり。自分だけの「オレ香水」を見つけて、使いこなせるようになったら「それ、どこの(香水)ですか〜?」なんて若い女子との会話のきっかけも増えるかもしれない・・・!?(坂井あやの/verb)

■関連リンク
日本フレグランス協会 - 文中でコメントを寄せた吉岡さんが所属している協会のWebサイト