12月13日、臨時国会最終日。胸元のスカーフには「HERMES PARIS」

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 2023年7月におこなわれた自民党女性局のパリ研修。本誌はその旅程表を入手し、松川氏の次女が帯同していたことや、全行程で6時間しか研修がない“観光旅行”ぶりを報じた。

「松川さんは、ほかの参加者より一日早く帰国し、茂木敏充幹事長が決めた府連衆院選の公募支部長面接に参加しました。このころ、衆院への鞍替えのために安倍派から茂木派に移るという噂がありましたし、松川さんとしてはなんとしても出席する必要があったのでしょう」(自民党中堅議員)

 松川議員は9月の組閣で、経産相として初入閣を目指していたという。

「初入閣を目指していた理由は、同い年である丸川珠代さんへのライバル意識です。丸川さんは入閣が3回ありますから。そして、経産相にこだわっていたのは、霞が関では有名ですが、経産省には、かつて松川さんが交際していたA氏がいるからです。A氏は次の人事で、事務次官への道が開ける可能性があります。勝気な松川さんは、自分の名前で元カレの人事を発令したかったのだと思います」(同前)

 臨時国会の最終日。入閣が遠のいた松川議員は、パリが誇るエルメスのスカーフを巻き、足早に国会をあとにした。