自民党総裁選への立候補届を出し、会見に挑む(右から)安倍、谷垣、麻生の3候補=8日、東京都千代田区の党本部で(撮影:吉川忠行)

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自民党総裁選は8日告示され、東京都千代田区の党本部には、安倍晋三官房長官、谷垣禎一財務大臣、麻生太郎外務大臣がそれぞれ代理人を通して立候補届を出し、選挙戦が正式にスタートした。新総裁は20日の投開票で決まる。

 自民党の総裁は、党所属の国会議員による議員投票と、全国の党員・党友などによる党員投票で選ばれる。議員投票は、403人の国会議員に1人1票が割り当てられる。党員投票は、各都道府県に3票ずつ割り当てられる「基礎票」が141票、選挙人数に応じて配分される「配当票」が159票で、合わせて300票。「基礎票」と「配当票」の合計が各都道府県の持ち票になり、議員投票で得た票と党員投票で獲得した票を集計したものが、各候補者の最終的な得票数になる。議員投票の有効票数と党員投票を合計した総数の過半数を獲得した候補者が新総裁に選ばれる。

 こうして選ばれた新総裁は、26日に召集が予定されている臨時国会で行われる首班指名で首相に選出される。【了】

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