任天堂の3Dシューティングゲーム『スターフォックス』シリーズにつき、開発に深く関わった人物が各キャラクターの名前がどのように決まったかを明かしています。

↑スターフォックス64 3Dと、ニンテンドー3DS

 

この談話は『スターフォックスコマンド』(DS用)や『スターフォックス64 3D』(3DS用)などを開発したキュー・ゲームスの社長ディラン・カスバート氏が、シリーズ30周年を記念する公式動画で語っていることです。

 

さらに遡れば、カスバート氏はスーパーファミコン用の初代『スターフォックス』にプログラマーとして関わっていました。同氏と『スターフォックス』の長い付き合いは、「社長が訊く『スターフォックス64 3D』」でも振り返られています。

 

カスバート氏によれば、『スターフォックス』のキャラクターデザインは、任天堂の今村孝矢氏が手がけたもの。もちろん(スーパーマリオの生みの親である)宮本 茂氏からも、どんなキャラクターをゲームに登場させるかの指示もあったそうです。

 

そのネーミングの話が、なぜかカスバート氏に振られたとのこと。たぶん、いい語感の英語の名前が欲しかったのだろうと推測されています。

 

すでにファルコ・ランバルディ(青い鳥)はすでに決まっていました。が、「これはキツネだ、これはウサギだ。これはカエルかヒキガエルだ」と言い、「じゃあ…何て呼べばいいんだ?」とキャラクターのスケッチを見せられて訊かれたとのこと。

 

そこで描かれたキャラクターを見て、カスバート氏は「フォックスにはかっこいい名前が必要だし、宇宙船に乗っているから、マクラウドがいいんじゃない?」と回答。他の2人は何となく名前が浮かんできて、ちょっと笑ってしまったそうです。

 

「よし、この男(カエル)はちょっと滑りそうだからスリッピーにしよう。この男(うさぎ)は老けてるけど、エネルギーに満ちあふれているようだ。ペッピー(うさぎ)と名付けよう」

 

その思いつきが採用されたことを、カスバート氏は「ゲームの開発で、とても楽しい瞬間だった」と思い出しています。

 

カスバート氏の『スターフォックス』記念動画は、下のYouTubeから鑑賞できます。他にもいくつかの質問に答えており、ご本人が初代『スターフォックス』をプレイする姿を観ることもできます。

 

Source:Q-Games(YouTube) 
via:NintendoEverything