京都がなりすましアカウントでの選手への差別的な誹謗中傷投稿に声明「看過することはできません」…法的措置の可能性も

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京都サンガF.C.は21日、SNSでの誹謗中傷についての声明を発表した。

クラブの発表によると、18日に行われた明治安田生命J1リーグ第30節のFC東京vs京都サンガF.C.の試合後、他クラブのファンになりすましと思われるアカウントで、京都の選手への差別的な誹謗中傷を伴う悪意ある投稿があったという。

京都は声明を発表。厳しい処分を行う可能性を示唆した。

「このような投稿は該当選手はもちろんのこと、なりすましの被害を受けられた方やこの投稿を見られた関係者の方々、ファン・サポーターの皆さまなどを傷つける行為であり、クラブとして決して看過することはできません」

「Jリーグのガイドラインに則り、専門家等のアドバイスをいただきながら法的措置などを視野に入れ厳正に対処して参ります」

また、ファン・サポーターに向けて、改めてSNSを含めた差別的な投稿などへの注意喚起を行った。

「SNSが私たちの生活に浸透したことにより、コロナ禍でも年齢・性別・国境を越えてたくさんの人たちとつながり、憧れの選手たちとも交流ができるようになり、選手、クラブ、Jリーグ、そしてサッカーがより身近になりました。しかし一方で、SNSなどネット上の書き込みは匿名でできるものが多いことから、心無い投稿や度を超えた批判などで、特定の個人を傷つけるケースが増えています。そして、それが瞬く間に世界に拡散され、個人のプライバシーや名誉、人権を脅かし、人を窮地に追い込んだり、法律に違反する行為に発展するなど、深刻な事態になることも少なくありません」

「ファン・サポーターの皆さまにおかれましても、クラブと共にこの想いをご共有いただき、リスペクトを持った発信・行動を行っていただきますようお願い申し上げます。また、なりすましのアカウントを見つけられた場合、各SNS運営会社への削除依頼等の通報手続きにご協力をお願いいたします」