セイコーウオッチの高級ブランド「グランドセイコー」から、世界最高レベルの耐食性を備えたという特別素材「エバーブリリアントスチール」を採用したレギュラーモデルが登場する。発売は10月7日、価格は1,100,000円。

<グランドセイコー> Heritage Collection 44GS 現代デザイン(SLGH013)

今回の新作「<グランドセイコー> Heritage Collection 44GS 現代デザイン(SLGH013)」は、グランドセイコーが1967年に発表した「44GS」の55周年を記念したモデルのひとつ。グランドセイコーの時計作りや外観は「デザイン文法」と定義されており、これを確立したとするのが「44GS」だ。

SLGH013では、グランドセイコーのレギュラーモデルとして初めてエバーブリリアントスチールを採用。エバーブリリアントスチールとは、時計の素材として一般的なステンレススチールの1.7倍という「PREN値」(Pitting Resistance Equivalent Number:孔食指数)を持ち、白く美しい輝きを放つ。



ケースとブレスレットの素材として採用したエバーブリリアントスチールは、世界でも最高レベルの耐食性を備えるという(サビに強い)

ダイヤルは雄大な岩手山からインスピレーションを受けたとして、雪解けの情景を表現している。繊細な型打ち模様で陰影を付け、シルバーに近く見える淡いブルーによって、岩手山の雪解けを描いた。岩手山のある岩手県は、グランドセイコー機械式モデルの故郷でもある(グランドセイコースタジオ 雫石にて製造)。





岩手山に訪れる春の雪解けを表現したというダイヤル

ケースとブレスレットの素材はエバーブリリアントスチール、ケースサイズは外径40×厚さ11.7mm、風防は内面無反射コーティングのボックス型サファイアガラス、防水性能は10気圧。

手巻つき自動巻き機械式ムーブメント「キャリバー 9SA5」は、2020年にリリースされた最新のもの。低重心化や薄型化が図られており、約80時間という長いパワーリザーブを備える。SLGH013の裏ぶたはサファイアガラスのシースルースクリューバックとなっており、9SA5が時を刻む様子を眺められる。