旧陸軍被服支廠 屋根の劣化調査開始 広島
国の重要文化財指定のため、まず一歩です。
広島県が活用策を検討している旧陸軍被服支廠で
安全面や歴史的価値を確認するため、2月9日から屋根の調査が始まりました。
今年で109年がたつ旧陸軍被服支廠。
雨漏りなどによる劣化を調べるため、一部の屋根から瓦をはがしていきます。
今後、瓦を1枚ずつ目視で確認し、
瓦が敷かれていた下地などひび割れの状況を見ていきます。
県経営企画チームの三島史雄政策監は
「広島の近代の歴史を象徴する建物。
今回の調査は建物の価値をしっかり確認し残していくために必要」
と話します。
県は旧陸軍被服支廠について、来年3月までに活用策をまとめ
国による重要文化財の指定を目指します。