オレペの中の人・山田の「さば缶の濃厚トマトパスタ」レシピ
入社25年(つまり四半世紀)以上のベテラン料理編集者3人が「うちごはん」について気ままに、赤裸々に語るリレー連載。個人的好み全開のオリジナルレシピのおまけつき。
vol.46
入社27年目 計量が苦手な山田の場合
『さば缶の濃厚トマトパスタ』
歳のせいか、最近スーパーでの「うっかりミス」が多くなってきました。自分でもびっくりしたのは、セルフレジでのおつりの取り忘れ。「お札の取り忘れがあります〜。お心当たりのあるお客さま、いらっしゃいませんか〜?」というお店の方の呼びかけにいったい何度ハッとしたことか……。恐らく「買い物は短時間で!」という気持ちが先走って、心ここにあらずなんですよね(汗)。数千円単位のおつりを取り忘れるなんて、困ったものです、は〜〜。
おつりの取り忘れだけでなく、しょっちゅうやらかしてしまう失敗といえば、買い忘れ。お米、卵、コーヒー、納豆……。在庫が切れてるから、絶対今日買わなければと思っていたものほど忘れてしまい、家に帰って愕然とすることが増えました(涙)。スーパーの売り場を巡回しながら、今日の晩ごはんのおかずや明日のお昼ごはんのメニューを思い浮かべ、なんなら頭の中でざっくり作り始めてしまうのが、買い物に集中できない原因かと(汗)。
こうしてスーパーに出かけると、いろいろなものを「忘れてしまう」うっかり者の私ですが、好奇心をくすぐられる商品を見つけたときは、 目にした瞬間速攻で買い物かごに入れ、忘れるひまなく買って帰ります。今回パスタに使ったさばのトマト煮缶は、そんな好奇心のおもむくままに、近所のスーパーでまとめ買いしたもの。正直そんなに「味」には期待していなかったんですが、さばのうまみがなじんだトマトソースが濃厚で、思いがけず何やらおいしいパスタが、あっという間にでき上がってしまいました(笑)。いや〜、このさば缶はアタリだったな〜! これは売り切れる前に、あるだけゲットしておいたほうがいいかも。忘れないうちに、さっそく買ってこようと思います。
「トマト煮」「カレー」「ペペロンチーノ」。それぞれ97円とお買い得な上に、売切御免のポップに心ひかれてまとめ買いした、さば缶3種。結構買い込んでしまいましたが、あると何かと便利なんですよね、魚缶って。何にも作りたくないけど、ちょっとしたお酒のつまみが欲しいってときなんかは、まさに「魚缶さまさま」。お世話になってます。
早く使いきりたいと思っていたパセリ、冷蔵庫に1個だけ残っていたピーマンは、ざくざく刻んで香りと食感のアクセントに。にんにくはスライスしてたっぷり2かけ分。味に深みが出そう。フレッシュなミニトマトを加えれば、濃厚なトマトソースと合わせたときに味にメリハリがついておいしくなるのでは? そんなことをぐるぐる考えながら準備した野菜。今回は私の思惑どおり、それぞれの野菜がいい仕事をしてくれました。
オレぺの中の人のうちごはんレシピ
『さば缶の濃厚トマトパスタ』
山田のうちごはんレシピ、
こちらにもあります。
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オレぺの中の人のうちの味・好きな味
検索できないレシピ 和食・おやつ
オレぺのレシピを世に送り出しつづけているベテラン料理編集者4人が、これまで出会ったレシピの中から好きなもの、忘れられないものを自ら作って、撮って、語ります。
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