「ネギ塩焼肉」を極め、肉好きの大人たちを虜にしているのが自由が丘の『炭火焼肉 漢江』

同店では、味の肝となるネギを40分も叩き、繊細に仕上げている。

肉に纏わせると、ネギが肉に吸い付いているかのような一体感を生み出すのだ。

ネギがお肉に合う最高のタレになるのである!

▶「正肉特集」前回:濃い〜味噌ダレカルビを“オン・ザ・ライス”で!米とタレ肉をかき込もう!

※緊急事態宣言中の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。


隙間なくぎゅっとネギがかぶって登場するカルビは圧巻!

「カルビ塩」1,300円。繊細に刻まれたネギが、黒毛和牛カルビ(この日は佐賀県産)の全面を隙間なく覆う。ネギの甘さと塩の味付けがカルビの旨みを引き立て、レモンとも好相性


タンの定番“ネギ塩”は抗えない引力をもつが、その先駆けであり高い完成度を誇るのが自由が丘の『炭火焼肉 漢江』だ。

同店は、37年前の創業当初からネギ塩焼肉を提供。

タンを筆頭にハラミやホルモンまでネギ塩が人気で、「ネギメシ」というネギ塩をご飯にのせたメニューまである。

そのなかで長年の名物として愛されているのが、「ネギ塩カルビ」だ。

創業時からレシピはほぼ変わらず、登場から、その完全なるネギまみれの姿に驚かされる。

包丁2本で40分も叩いたネギは粘度が上がり、肉に吸い付いているかのような一体感。

皿には香ばしい特製オイルが塗られ、黒毛和牛のカルビがその風味を吸い込み、表面はネギでパック。混ぜずに二面で味付けすることで、浅揉みのような状態にしている。

焼けば、高温で甘みを増したネギがカルビの脂と完全になじみ、旨みが押し寄せる。



カルビを覆うネギが半生になったら、食べごろの合図。焼くと香りがより強くなる。ネギは粘度があるので、さほど肉から落ちない


もう一枚、また一枚と、手も笑顔も止まらない。

ネギという身近な食材だが、手をかければ、最高のタレへと昇華する。

ぜひ、この手間の掛かったカルビで、大人の焼肉を感じてもらいたい。


正肉を一流の料理に昇華するタレへのこだわり!




このタレのコツは、ネギを40分ひたすら叩くという点だ。

最初にネギをマシンで粗く挽き、その後2本の包丁で叩くこと40分。水を絞って味の密度を高めている。

ネギには塩を入れず、肉の表面に塩をふって、口内でネギ塩が完成する算段。


白米を呼ぶ味噌カルビも見逃せない!


唐辛子入りの自家製味噌ダレで揉んだ「辛味噌カルビ」。

香ばしい炒りごまも入り、食欲をそそる香りに焼く前からご飯をスタンバイする人もいる。

味噌が軽く焦げるくらいに焼くのがオススメ。1,200円。



ネギは焼肉には欠かせないといえるほど重要な存在。肉の甘み、旨味をこれでもか!と引き上げる。

そんな、ネギ×焼肉という最高のコンビを長年極め続ける『炭火焼肉 漢江』。

期待以上の美味しさで、きっとあなたを歓喜させるだろう!

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