2年間の契約延長を発表したイニエスタ。チームの浮上には欠かせないキーマンだ。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

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 ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタが5月14日、複数メディアの取材に応じた。

 5月11日に神戸との2年間の契約延長を発表したイニエスタは、「モチベーションはまだまだ感じている」と意欲に満ち溢れている。

 当面の仕事はチームをACL出場権内に押し上げる働きだろう。13節終了時点で5位につけるチームも、ここリーグ5試合は1勝3分1敗と決して好調とは言えない。

 現在チームの牽引車となっているFWの古橋亨梧は、13節終了時点で9ゴールを挙げ、得点ランクでは3位につけている(日本人ではトップ)が、イニエスタにはこのストライカーをさらに活かす仕事が求められる。
 
 イニエスタも「亨梧は本当に素晴らしいパフォーマンスを出していると思いますし、本当にヴィッセルに来てからどんどん成長しています。ぜひこのパフォーマンスを続けていってほしいです」と称賛を惜しまない。

 ただ一方で「そのためにもチーム全体として今シーズン見せている働きを今後も続けていかないといけない。システムやディフェンス面は成長しています。チームが安定感を見せることで、彼のような選手がチームのために違いを生み出せる状況を作るのが可能だと思う」と、組織としてのサポートも必要だと話した。

 またイニエスタ自身、「今まで彼とは良い理解ができて、良いコンビネーションを築けていたので、今後もそれを続けて、彼がゴールを決めてチームを勝利に導いてくれるようなシステムを作れればいいかなと思います」と、古橋との連係に自信をうかがわせた。

構成●サッカーダイジェスト編集部