新じゃがのみずみずしさを活かした「ゆで卵と新じゃがのコロコロ煮」/(C)KADOKAWA

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暖かくなってきて、春の旬野菜がスーパーに並び始めるこの季節。中でも新じゃがや新玉ねぎは、馴染みの食材でありながらみずみずしさ、柔らかさが格別! 毎年楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。私も見かけるとつい買ってしまいます。

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新じゃがも新玉ねぎももちろん普通のじゃがいも、玉ねぎと同じ使い方ができますが、せっかくならこの柔らかさを活かした料理が知りたい。できれば家にある食材と組み合わせて作れるとより嬉しい…。『3分クッキング』4月号の特集「卵さえあれば!」に、そんな条件をすべて満たしてくれるレシピ「ゆで卵と新じゃがのコロコロ煮」を発見しました。

新じゃがは丸ごと、皮ごと使うので、調理もとっても楽チン! これは…!と思い、早速作ってみました。

■卵とじゃが芋にとろりとした煮汁をからめて

「ゆで卵と新じゃがのコロコロ煮」

■材料(4人分)

卵………………4個

新じゃが芋……8個(600g)

新玉ねぎ………1個

煮汁

・だし汁…………………1と1/2カップ

・しょうゆ、みりん……各大さじ3

・砂糖……………………大さじ2

●油

作り方

1 卵は半熟にゆでて(お湯からゆでて6〜8分)殻をむく。じゃが芋はタワシで表面をこすり洗いし、水気をふく。玉ねぎは8等分のくし形に切る。

2 鍋に油大さじ1を熱し、じゃが芋を表面に軽く焼き色がつくまで3〜4分炒める。煮汁の材料と玉ねぎを加えて落しぶたをし、弱めの中火でじゃが芋に竹串がスッと通るようになるまで12〜15分煮る。

3 落としぶたをとり、強めの中火にしてゆで卵を加え、鍋を揺すりながら煮汁がとろりとして照りが出るまで煮からめる。

* * *

丸ごと使用した新じゃがとゆで卵がごろっと入っているので、見た目のインパクトも大きくごちそう感があります。煮汁を煮詰めることで、甘辛い醤油ベースの味がほくほくみずみずしい新じゃが、半熟に仕上げたゆで卵にしっかり絡みます。玉ねぎも、この時間でこれだけとろとろに仕上がるのは新玉ねぎならでは! 卵は気を抜くとついつい余らせてしまうこともあるので、こうしてゆで卵にして大量消費できるメニューはありがたいですね。

まとめて作って作り置きとして冷蔵庫に置いておけば、より味が染みてまた違った美味しさが楽しめます。メインのおかずとしても副菜としても重宝しそう。この春の定番メニュー決定です!

調理、文=月乃雫