【日本０−１韓国｜採点＆寸評】１点が遠く韓国に完封負け…及第点はふたりのみ
【日本代表・総評】
５
立ち上がりこそ連動したパスワークを展開したものの、試合が進むにつれて相手に主導権を明け渡していく。28分に先制点を献上してからは余裕を失い、そのまま挽回できず。優勝を逃した。
【個人採点・寸評】
GK
１ 中村航輔 5.5
懸命に飛び出して広範囲を守った。惜しくも止められなかった28分のミドルシュート一発に泣く。
DF
４ 畠中槙之輔 4.5
25分のCKではキム・ミンジェに競り負けてあわや失点というシーンを作られ、28分にはファン・インボムにかわされ失点を招く。
最終ラインをまとめようと奮闘。しかし素早いカウンターに対応し切れず、マークが散漫になった。
17 佐々木翔 ５
時には逆サイドまでカバーリングに入る機動力は光ったが、対面したキム・インソンやムン・ソンミンというスピードのあるアタッカーを止められず。
MF
７ 遠藤渓太 4.5（HTOUT）
ポジショニングは曖昧で、ボールを持っても的確な判断ができずにミスを繰り返す。消化不良のまま前半のみでピッチを退いた。
８ 井手口陽介 5.5（62分OUT）
素早くボールホルダーに寄せて相手の攻撃を停滞させた。パフォーマンスは悪くなかっただけに、途中交代が残念だった。
17 田中 碧 ５
出足の鋭い相手のチャージに終始苦しめられた。すぐに相手数人に囲まれ、度々ボールをロストし、守備でも後手を踏んだ。
22 橋岡大樹 ６
持ち前の運動量を活かして右サイドを豪快にアップダウンし、攻守に厚みをもたらす。対人でも安心して見ていられる数少ない存在だった。
９ 鈴木武蔵 5.5（78分OUT）
キム・ジンスのマークを掻い潜れないため、なかなか自由を得られず……。ボールを収められずに攻撃のリズムを作れなかった。
14 森島 司 5.5
相手のプレスを軽やかにかわしていた１戦目の中国戦のようなキレはなく、前を向くのに窮した。88分の渾身のシュートが決まっていれば……。
FW
13 上田綺世 ５
相手に身体を預けながらボールを受けるも、キム・ミンジェ、キム・ヨングォンという屈強なCBコンビに潰された。見せ場は作れず。
途中交代
MF
16 相馬勇紀 ６（HTIN）
49分のカットインをはじめ、交代直後から積極的に仕掛け、チャンスを作った。もっとボールを受けてプレーする機会が欲しかった。
MF
６ 大島僚太 5.5（62分IN）
後半途中からピッチに立つと、巧みにボールを捌いて中盤の主導権を徐々に引き寄せた。しかし最も期待されたゴールに絡む働きはできず。
FW
10 仲川輝人 −（78分IN）
必死にスペースに顔を出してボールを呼び込もうにも、パスが出て来ずに流れを変えられなかった。インパクトを残せず。
監督
森保 一 4.5
引き分けでも優勝できる優位な状況を活かせなかったのは酷評せざるを得ない。攻撃の手立てを最後まで見出せず、ライバル国の軍門に下った。
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※MANOFTHEMATCH＝取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
取材・文●多田哲平（サッカーダイジェスト編集部）
