iOSのSMSパスコード自動入力、実は「野心的なプロジェクト」の副産物
iOS 12の目玉機能の1つともなっていた、セキュリティコードの自動入力(SMSパスコードの自動記入)。それがどのようにして開発されたのか、アップルのソフトエンジニアがTwitter上で裏話を語っています。本機能はiPhoneにSMSで送られてきた銀行などのワンタイムパスコードが画面上に表示され、それをタップすると自動入力されるというもの。手で打たなければならなかったコードが簡単に入力でき、時間制限が設けられたサービスでは特に有り難いといえます。
Hi! That's extremely kind of you to say. Thank you!
- Ricky Mondello (@rmondello) October 19, 2019
Since we're talking about this, here's a short story about this feature... https://t.co/wvrZLENb36
そちらはメモに書き留めて数週間は寝かせておき、本題の「より野心的な」プロジェクトが難航した後に改めて取り組み。それはそれで大変な作業でしたが、気分転換になってとても良かったと振り返っています。
Mondello氏いわく、この機能が非常に優れているところは「アプリやWebサイトの開発者には何も問い合わせず、ユーザー以外の誰にもテキストメッセージ(SMSのパスコード)を伝えないという点とのこと。すなわちユーザーのプライバシーが厳密に保護されるという、アップルの方針にも沿っているわけです。
とはいえ、当時サイバーセキュリティ企業OneSpanはiOS 12とmacOS Mojaveが連係して「iPhoneで受信したセキュリティコードがMac側に自動入力」されるしくみにより、銀行とユーザーが詐欺に晒される可能性も指摘していました。
現時点まではそうした被害の報告は聞こえてきませんが、便利な機能はリスクと表裏一体になることが珍しくはありません。iOSなどのセキュリティアップデートを欠かさず、ユーザー側でもセキュリティ情報を集める姿勢が求められそうです。
