山形のブランド米「つや姫」に、元気な弟「雪若丸」が誕生! 名前の由来は...
Jタウンネット編集部に2018年3月13日、昨年に引き続き、山形のブランド米「つや姫」をPRする「つや姫レディ」のキャラバン隊が訪れた。
「つや姫」の発売から8年となる18年は、新品種「雪若丸」が本格デビューする。様々なブランド米が各県で開発されるなか、「雪若丸」はどんな米に仕上がったのだろうか。
「つや姫レディ」。左から松田沙也加さん、黒田彩也香さん、高橋汐里さん。いずれも弟さんはいないとのことだ(2018年3月13日撮影)
「雪若丸」は、「つや姫」の「弟君」にあたる
雪若丸は、つや姫の「弟君(おとうとぎみ)」にあたる米だといい、2003年の交配から15年の研究を経て、18年秋にデビューを果たす。粒が大きく、つや姫や山形県の主力品種「はえぬき」と比べて、食感がかなりしっかりとしているなどの特徴があるという。
「雪若丸」という名前も、雪のように白いところと、歯ごたえある食感や「つや姫」の弟君にあたるところから男性的な名前をイメージしてつけられた。味について、「つや姫レディ」の高橋汐里さんは、
「『雪若丸』の先行販売では、9割以上の人に『美味しい』と言っていただき、ご好評をいただいております」
と語り、松田沙也加さんと黒田彩也香さんは、
「『雪若丸』は粒立ちがしっかりしたお米なので、お寿司やカレーライス、ピラフなどに向いています」
と述べ、「食べてけろな〜!」と方言を交えてPRしてくれた。
「チーム雪若丸」も存在
山形県農林水産部の県産米ブランド推進課の矢矧(やはぎ)渉さんは、
「『雪若丸』のロゴマークは、ちゃぶ台の上に乗るお茶碗をイメージしています。家族の食事に雪若丸を楽しんでいる様子をイメージしました」
と語り、「つや姫」より手ごろな価格の「雪若丸」で、家族層も取り込むなかで山形県の知名度を少しでも上げることができれば、と続けた。
「つや姫」と「雪若丸」(2018年3月13日撮影)
「つや姫レディ」ではなく、男性による「雪若丸」単体のPRグループなどがあるのかを聞いたところ、
「『雪若丸』の除幕式の際には県立農林大学校の学生で『チーム雪若丸』として活動したことはありますが、しばらくは『つや姫』とともにPRを行っていきます」
と、当面は「姉君」の力を借りながらのPRとなるようだ。ゆくゆくは「つや姫」「雪若丸」でCMを制作する予定もあるという。
なお「つや姫」の公式ツイッターアカウントでは、3月25日までキャンペーンも実施している。全国の約110のつや姫提供店舗を対象に、アカウントをフォローした後、店頭の「つや姫プレート」を撮影した写真とともに「#つや姫プレート ○○○(店舗名)」と投稿すると、抽選で山形牛や「つや姫」が当たる。当選の通知はダイレクトメッセージ上で行われる。