ずらり120種!ミカンジュースの品ぞろえがスゴイ、愛媛の「道の駅」店舗
愛媛県内の「道の駅」内店舗にミカンジュースがずらりと棚に並べられている写真が、ツイッター上に投稿され、「これは凄い」と関心を集めている。
ミカンジュースのソムリエが必要ではないかと思えるほど、何十種類もあるのだ。
「迷いそう」「ききミカンジュース師 必要だね」
「世界よ、これがミカンの国愛媛だ」。写真を投稿した「髭を失ったフレンズ」さんは、2018年3月9日のツイートで、こう驚嘆した。写真で見える5列の棚には、それほど多種多様なミカンジュースが並んでいたからだ。
ずらりと棚に並んだミカンジュース(写真は、髭を失ったフレンズ@not_higeoさん提供)
ミカンジュースのコーナーは、愛媛県八幡浜市内の道の駅「八幡浜みなっと」内の店舗にあった。「髭を失ったフレンズ」さんは、ツーリングの途中に立ち寄って写真を撮ったそうだ。
このツイートは、13日夕現在で2万5000件ほども「いいね」が付いており、驚きの声が広がっている。
うわぁ......故郷・静岡もだいぶみかんの国だが、こりゃかなわないなぁ。 https://t.co/NKi2x1hAWP
— いはとぶ@レイテ出撃中 (@ihatobu19) 2018年3月11日
これは負けた気がする...
— Kappa Riya (@kappariya) 2018年3月11日
和歌山県 https://t.co/8bQhY1jVj8
ワイン買う時迷うけど、これ見たらもっと迷いそう 。
— ブランフェムト (@egULour6W03pFqt) 2018年3月12日
ききミカンジュース師 必要だね pic.twitter.com/aukSgHYak7
— ディスク diskettes 基本 休みなし (@diskettes_os) 2018年3月10日
コーナーは、「柑橘ジュースコーナー」と言い、道の駅内で土産物などを売る店舗「アゴラマルシェ」に設置されている。店舗のマネージャーをしている尾地真明さんは3月13日、ぽんかんジュースなども含めると全部で120種類ぐらいあるとJタウンネットの取材に明かした。
「同じミカンの銘柄でも、農家によってジュースの味なども違います。1軒の農家で、3〜5種類も出しているところもありますよ。こだわりも違いますので、値段も様々になっていますね。甘い味からやや苦い味まであり、ただ甘いだけではなく、きちんと酸味があって、バランスがいいのが特徴です」
「ミカンが採れない夏場の収入にもなる」
すべて愛媛一の大産地・八幡浜で採れたミカンのストレートジュースだといい、県内全域では、数えきれないほど種類があるという。
ジュースコーナーには、720ミリリットルと1リットルの2種類のビンがあり、売れ筋は、ツイートの写真で見られるように1000円前後だそうだ。店では、1本500円から用意してある。最も高いのは、テレビでも取り上げられた濱田農園の「甘平」「紅まどんな」のジュースで、1本1万円ほどもする。この2銘柄は、愛媛でしか栽培されておらず、超稀少なジュースになる。
一番人気は、温州みかんを使った同じ濱田農園の「きわみ」(720ミリリットル)1296円。森農園の「まどんな」、三代目みかん職人の「甘平」なども人気を集めている。
「人生いろいろ ジュースもいろいろ」。ジュースコーナーには、尾地真明さんが考えたというこんなキャッチフレーズの貼り紙も出されている。
なぜ愛媛には、こんなにたくさんの種類のミカンジュースがあるのかについて、尾地さんは、こう見る。
「愛媛のミカンは、おいしくても傷が付くと値が安くなってしまいます。また、ミカンが採れない夏場の収入にもなりますので、ジュースが次々に生まれたのだと思います。よそと違ったことをしよう、というのもあるかもしれませんね」