コンベヤーに投入する荷下ろし作業にロボットは適用できるか
日立物流は今月内にも、神奈川県内の流通系物流施設に、パレット積み荷物の荷下ろし作業を自動で行うロボット「デパレタイザロボット」を導入する。荷姿を事前に登録しなくても、混載パレットからさまざまな形状の段ボール・ケースを画像認識、ロボットハンドで吸着して取り出してコンベヤーに流す。
導入を前にR&Dセンタ(東京都武蔵村山市)で検証して「立ち上げリスクをミニマム化」(日立物流の佐藤清輝執行役常務)した。同センターでは日立製作所をはじめメーカー各社と共同で、物流施設の作業省力化、自動化につながる技術の実証を進めている。
ニトリ系物流会社のホームロジスティクス(東京都北区、松浦学社長)は、大阪府内の物流施設でコンテナからの荷下ろしをベルトコンベヤーで行う機器「デバンニングアシストシステム」を稼働させた。コンベヤー先端部は上下左右に動き、リフターに乗った作業者が楽な姿勢を保ちながら、効率的に荷下ろしできる。
ホームロジは労働環境改善の一環で、荷下ろし作業の負荷軽減を構想し、村田機械と約2年かけて実験と改造を繰り返して実用化にこぎつけた。現在は人手の作業を補助する機器だが「将来的には自動化を目指す」(村田機械の柳井武則執行役員)。
(文=小林広幸)
