怒りのジョゼ・フォンテ、サウサンプトンとメディアを強烈批判
『Mirror』など各メディアは6日、「ウェストハムのポルトガル代表DFジョゼ・フォンテは、サウサンプトンからの退団について話した」と報じた。
長くサウサンプトンの最終ラインでプレーしてきたジョゼ・フォンテであるが、今冬のマーケットでウェストハムへと移籍した。
それ以前からメディアでは彼がチームを離れる意思を見せていると伝えており、結果的にはその通り退団することになった。
しかし、ジョゼ・フォンテ本人によれば、報じられていたことの全てはウソであり、サウサンプトンの動きにも納得していないとのことである。
ジョゼ・フォンテ
「僕の良心はとても明確である。
『ジョゼ・フォンテはクラブを離れるために移籍要求を出している』
そんなニュースを見たとき、残念だった。そんなことは起こっていなかった。
クラブからインタビューを受けることになった。僕が退団を要求しているという話が記者会見で出て、メディアもそのように考えるようになった。そんなものがどこにあったのだろう?」
ジョゼ・フォンテ
「EURO2016で勝利したあと、僕はクラブと会談した。そして、移籍する可能性はあると言った。サウサンプトンはそれを考えるだろうと思った。
夏にもチームを離れる可能性はあった。ただ、それは普通のことだよ。誰もが出来る限りの可能性を引き出そうということに関心を持って戦っている。
言えるのは、僕が移籍要求を出していたというのはウソだということだ。そして、練習を拒否したという話もウソだ。僕は良いキャプテンではなかったのか?完全にウソだ。
僕は常にクラブのためにベストを尽くしてきた。それはファンが理解すべき重要な事実だよ」
(不当な批判を受けていると感じる?)
「間違いない。事実を知るべきだよ。
僕は監督やクラブに手紙を書いたことはない。チームを離れたいと訴えたことはない。1月の段階でも、行き先などまだなかった。なのになぜ移籍の要請をするというのか?
本当のファンは、僕がサウサンプトンのために全力を尽くしてきたことを知っている。あのシャツを着て、ピッチに足を踏み入れたとき、血と汗と涙の全てを捧げてきた。肋骨が折れてもプレーした。
クラブがリーグ・ワン(3部)からプレミアに昇格するのを助けるため、出来る限りのことを僕はやってきたんだ」
ジョゼ・フォンテ
「彼らに知っていて欲しいことの全ては、メディアが僕の移籍要求について話していることは完全にウソであり、練習を拒否したという事実もないということだ。
僕は練習もプレーも拒否したことなど一度もない。人々が僕に『腐った卵、腐ったリンゴだ』と言っているのを聞くのは、本当に辛い。
あそこに行ったときから、クラブが僕のためにやってくれたことには感謝している。しかし、誰もが家族のケアをしなければならない。
サウサンプトンがやろうとしないような形で家族をケアしてくれる、そんなオファーがやってきたんだ。難しい状況だった。
僕は29歳という年齢でようやくプレミアリーグにたどり着いた。そして、サッカーを辞めた後も50年間生きなければならない。
誰もが自分と家族のためにベストなことをやる。信じるもののために戦わなければならない。僕はクラブを尊重してきたよ」