“デブ”の英記者がマンU指揮官に宣戦布告「私が減らす体重よりも勝点を稼げ」

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 イギリス紙『ザ・サン』の記者、ニール・カスティス氏が、マンチェスター・Uを率いるルイ・ファン・ハール監督に“宣戦布告”した。15日付の同紙がカスティス氏のコメントを掲載した。

 マンチェスター・Uの指揮官と記者による前代未聞の勝負が、一方的に開始されたようだ。ことの発端になったのは、12日に行われたプレミアリーグ第21節ニューカッスル戦後の会見。両チームともに3ゴールずつ奪う乱打戦をドローで終え、マンチェスター・Uは3連勝を逃してしまった。ファン・ハール監督は批判を受けながら、この試合で2ゴール1アシストを記録したイングランド代表FWウェイン・ルーニーについて「他に話すようなことはない。君たちが彼を批判している。私はしていない」と擁護する発言をした。

 同監督が会見場から去ろうとした際、取材に訪れていた記者から「あなたも批判したでしょう」と野次が飛んだため、同監督は「お前もだろ。そこのデブ」と言い残し、その場を後にした。この“口撃”を受けたとされるのがマンチェスター・Uの番記者を務めるカスティス氏だった。

 思わぬ“口撃”を受けたカスティス氏は「ルイ、まず始めに体重について指摘してくれてありがとう。あなたがそれを指摘するまで、私はそれ(太っていること)に気が付かなかったよ。でもあなたはそれを指摘したからには、私が減らす体重よりも勝点を獲得しなくてはならないね」と述べ、同監督に自身がダイエットで減らす目標体重よりも勝点を獲得するよう求めた。

 注目の“数字”については「私は今から(今シーズンが終わる)5月末までに2ストーン(28ポンド)を減らすことを目標にする。つまり28ポンド(約12.7キロ)、だからあなたは残りのシーズンで28ポイントを稼がなければならない。さあ勝負だ!」と話し、ファン・ハール監督に宣戦布告した。なお、勝者には大手ブックメーカー『パディパワー』社に務めるカスティス氏の友人から1000ポンド(約16万9000円)が送られるという。

 今シーズンのリーグ戦は17試合残されていて、同監督がこの勝負に勝つためには引き分けを含めても最低で「6勝」以上の成績が求められる。果たしてファン・ハール監督は、カスティス氏との勝負に勝つことができるのか、マンチェスター・Uの成績に注目が集まる。