U-21イタリア代表の宝石であるダニエレ・ルガーニが、ユヴェントスで先発デビューを果たすのは、コッパ・イタリアの舞台となった。ユーヴェは16日、コッパ・イタリア5回戦でトリノと対戦する。マッシミリアーノ・アッレグリ監督は、ルガーニとネトが出場すると明かした。

「守備では(レオナルド・)ボヌッチ、(ジョルジョ・)キエッリーニ、(アンドレア・)バルザーリのうち、どの1人か2人を休ませるかまだ決めていない」

「特別なことはない。単に戦うべき試合があるということだ。我々は最後まで勝ち進みたいと思っている。ユーヴェがコッパ・イタリアで連覇を遂げたのは、1959-60シーズンが最後だからだ」

それでも、優先するのがリーグ戦とチャンピオンズリーグ(CL)であることは変わらない。

「スクデットについては、インテルを追うすべてのチームにまだ可能性がある。現時点ではインテルが有利だけどね。彼らは見事な数字を残している。我々は追わなければいけない。年内最終戦のカルピ戦は非常に重要な試合となる。我々は勝利を義務づけられているんだ」

「CL決勝トーナメント1回戦の組み合わせについては、昨日コメントした。CLで大事なのは、ベスト16に進むことだ。運命論者でいなければいけない。このラウンドを突破できれば、大きな自信につながる可能性がある。我々が優勝候補の一角となるだろう」

メンバーについては、このように明かしている。

「エルナネスは昨日、ほぼすべてのチーム練習をこなした。明日の試合で起用可能になるか、カルピ戦で仕事をすることになるかは、明日の様子を見る。(マリオ・)レミナは昨日、バルセロナで診察を受けた。まだ腱を痛めている。(ロベルト・)ペレイラの復帰は来年だ。(クワドゥオ・)アサモアはいつものひざの問題があり、マネジメントが必要だ。今は連続出場ができない」

「それ以外の選手たちは起用可能だ。(アルバロ・)モラタと(シモーネ・)ザザがスタメン? (パウロ・)ディバラが休む可能性はある。(マリオ・)マンジュキッチとザザ、モラタのうち2人が出る」

トリノとシモーネ・ヴェントゥーラ監督については、こう述べている。

「ヴェントゥーラは素晴らしいキャリアを過ごしている。トリノに5年とどまるのは簡単なことじゃない。彼のチームは良いプレーをする。彼が指導する選手たちは幸運だよ。トリノは精神的に良い状態にあるが、我々もそれは同じだ。一発勝負はリーグ戦と違う。トリノはスペースを与えてくれない。相手に悪いプレーをさせる」

「サッスオーロ戦が延期になったことで、我々より休めた? 延期を決めたのはリーグだ。その決定を受け入れなければいけない。騒動にしてはいけないよ。彼らにとってアドバンテージになるかどうかは、試合後にみてみよう」

また、アッレグリ監督は指導の仕方についてこのように語った。

「ボヌッチは私がムチをあまり使わないと言った? コンセプトを伝えるうえで、それぞれのやり方というものがある。権威を振りかざすのと、権威があるのは別物だ。強い人間というのは、専横的ではなく、権威があるものだよ」