食品大手のロッテ(東京都新宿区、重光武雄社長)と経営支援を手掛けるリヴァンプ(東京都港区、玉塚元一共同代表)は15日、米ファストフード大手「バーガーキング」の日本法人を11月29日に共同出資で設立を済ませ、来夏に国内1号店を開業すると発表した。

 バーガーキングは1954年に米フロリダ州マイアミで創業。現在は世界65カ国で1万1100店舗を展開し、各市場で最大手マクドナルドの好敵手として人気を二分している。直火焼きの香ばしい大型ビーフパテとレタス、トマト、タマネギなどを挟み、米ハインツ社製のケチャップで味付けしたハンバーガー「ワッパー」を主力商品に持つ。

 西武鉄道と日本たばこ産業が1996年に日本法人を設立してフランチャイズ展開したが、日本マクドナルドの低価格路線などとの競争激化を背景に2001年に撤退した。

 今回新たに設立される日本法人の社長には、日本マクドナルドの営業推進本部長や日本ウェンディーズ社長を歴任した笠眞一氏(54)を迎えた。07年から5年以内に100店舗体制を目指す。【了】

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