批評家の宇野常寛氏は、今年9月、2年あまり務めていた『スッキリ』(日本テレビ)のコメンテーターを降板した。その理由について宇野氏は「街宣車が来るなど、ネット右翼の圧力があった」としたうえで、「ネット右翼を笑っていたかつての自分に報復されている」と総括する。なぜオタクは右傾化したのか。新著『母性のディストピア』(集英社)の刊行にあわせて、ロングインタビューをお届けする――。(中編、全3回)■結論よりも