トーレスが入団会見、7年半ぶりの古巣復帰に4万5000人が集結

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 4日、アトレティコ・マドリードへ移籍したFWフェルナンド・トーレスの入団会見がビセンテ・カルデロンで行われた。その日は試合もなく、ただトーレスをひと目見るだけのために、ホームスタジアムには実に約4万5000人のサポーターが集まった。他の選手ではなかなかこんなに人が集まらない。どれほどトーレスがアトレティコ・サポーターに愛されているかがわかる出来事だった。

 トーレスは集まった観衆に向けて「家に帰ってくることがこんなにも美しいとは!!」とコメントし、サポーターに感謝した。

「チームがどんな状況でも君たちはいつも応援してくれる。今チームがいる位置は、このサポーターに相応しいものだ。これから一緒になってこの時期を楽しんでいこう。僕らは君たちが必要で、君たちは世界最高のサポーターだ。それは僕にとって今後一生変わることはない」

 さらにトーレスは、アトレティコ・マドリードでキャリアを終えたいと語った。

「『また今度』と言うのはもうないことを期待しているし、これからここで多くの成功を手にしたい」

 今冬の移籍市場では、バレンシアのアルゼンチン代表MFエンソ・ペレスの入団会見でメスタージャに8000人が集まったが、トーレスはスタジアムがほぼ埋まるほどだった。一方、レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが2009年7月6日にサンティアゴ・ベルナベウで行った入団会見には9万人が集まり、人がスタジアムに入りきらなかった。