まるで“犬の顔”のような大木、激しい嵐がもたらした偶然の産物。

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10月下旬、英国を数十年に一度とも言われる激しい嵐が襲い、各地に大きな被害をもたらした。そうした中、公園内の掃除片づけを行っていたある街の職員が、倒れた大木の折れた部分にかわいらしい“犬の顔”が現れていることに気付いたと地元紙が紹介し、評判が広がっているようだ。

英紙イプスウィッチ・スターやデイリー・ミラーなどによると、話題の木があるのは、英南東部の街イプスウィッチにあるアレキサンドラ公園。10月27日から28日にかけて英国を襲った嵐は、英保険業界全体で支払額が5億ポンド(約790億円)に達すると見込まれるほどの損害をもたらし、アレキサンドラ公園も11月7日の時点で入場不可の措置が続き、ひどく荒れた状況になっていたそうだ。そこで、早期の利用再開を目指して園内の片づけが進められていた中、作業をしていた自治体職員の1人が、根元から折れた1本の大木に目を留めたという。

それは、犬の姿のように見える大木。幹の凹凸や木に被さった枯草の絶妙なバランスから顔を現した“犬”は、幹が裂けている部分もうまく作用して、まるで横を向いてお座りをしているかのように見える。

写真は地元紙の紹介から評判となり、ネットで拡散するなど、大きな注目を集めている様子。嵐がもたらしたかわいいプレゼントに、気付いた職員も心を癒されながら作業に励んだようだが、残念ながら利用者に対する安全性への配慮から“犬の木”は撤去される見込みとされ、街では11月中旬頃の公園利用再開を目指して作業を着々と進めているという。