インテルは現在、昨シーズンと同じ結果で並んでいる。そして3日、コッパ・イタリア準決勝ファーストレグで、それを上回ることができる。前日の記者会見に臨んだジョゼ・モウリーニョ監督は、こう話した。

「準決勝を戦うのであれば、ファイナルに進みたいと思うのは普通のことだ。我々が対戦するのはフィオレンティーナだし、何よりもセカンドレグが行われるのは4月だから、簡単なことじゃないけどね。4月の時点で両チームのコンディションがどうなっているかは、誰にも分からないだろう」

モウリーニョ監督はこの準決勝について、「おかしい」と何度も繰り返している。「前半を戦ってから、2カ月後に後半をやるようなものだ。明日の試合結果がどうなれば良いのか、分からないね。3−0で勝っても足りないかもしれないし、0−1で負けても大問題じゃないかもしれない」。

インテルの問題はいつもと変わらない。大幅なターンオーバーをすることができない中、チームは8日間で大事な3試合を控えているのだ。「試合数が多いね。できるだけのターンオーバーはするが、すべての試合に出なければならない選手もいるだろう。(3日のフィオレンティーナ戦に)招集したメンバーについては、全員が起用できる状態だ」。

2月は非常にハードな一カ月になる。モウリーニョ監督は「3つの大会を戦う一カ月だ。大変だし、たくさんの試合を戦う。リーグ戦の試合が3つ、つまり勝ち点9ポイント分を戦うんだ、つまり、決め手になる日々ということだよ」とつけ加えた。

招集したメンバーについては、移籍市場最終日に獲得したMFマクドナルド・マリガも含まれている。モウリーニョ監督は同選手に着いて、「パトリック・ヴィエラの移籍で失ったオプションが増えたということだ。いてほしいと思う選手だし、彼は若く、成長できる余地がある」と語った。

おそらく、明日の試合でマリガはベンチスタートだろう。確実に出場するのはフランチェスコ・トルドとルシオ、ヴェスレイ・スナイデル、ディエゴ・ミリート。それ以外はおそらく、マイコンとマルコ・マテラッツィ、ダヴィデ・サントン、ハビエル・サネッティ、エステバン・カンビアッソ、サリー・ムンタリ、マリオ・バロテッリではないだろうか。まだサミュエル・エトーの出番ではないようだ。モウリーニョ監督は同選手の復帰について、「分からない。明日の試合には出ないが、ドクターたちからは検査の結果、大きな問題はないと言われている」とコメントしている。